「保身のみに走っているとしか思えない」 東山紀之の発言にジャニーズ性加害問題当事者の会「疑問残る」

ジャニーズ事務所前社長の故ジャニー喜多川氏の性加害の事実を正式に認めて謝罪したジャニーズ事務所の記者会見を受けて、元所属タレントによる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が7日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見した。

会見に出席した石丸志門副代表(左)と平本淳也代表【写真:ENCOUNT編集部】
会見に出席した石丸志門副代表(左)と平本淳也代表【写真:ENCOUNT編集部】

元忍者の志賀泰伸氏「形ばかりの新体制としか見えない」

 ジャニーズ事務所前社長の故ジャニー喜多川氏の性加害の事実を正式に認めて謝罪したジャニーズ事務所の記者会見を受けて、元所属タレントによる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」が7日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見した。

 質疑応答で新社長に就任した所属タレントの東山紀之(56)の人選について問われると同会の代表・平本淳也氏は「今回は東山さん個人において攻撃的な姿勢を取るつもりはありません。ただ違和感があることはたしか」とコメント。

 少年隊と関わりのある元忍者の志賀泰伸氏は「(東山とは)長い時間を過ごしてきた。会見を見る限り保身のみに走っているとしか思えない。形ばかりの新体制としか見えない今後の膨大な改革をできるのか疑問が残る」と話した。

 ジャニーズ事務所は7日の記者会見で故ジャニー喜多川前社長による性加害の事実を正式に認めて謝罪し、藤島ジュリー景子代表取締役社長(57)の辞任と、東山の新社長就任を発表。東山は年内をもってタレントを引退する。

 東山は会見で「喜多川氏の性加害をここに謝罪させていただきます。今後は年内をもって表舞台から引退いたします。今後は人生を懸けてこの問題に取り組んでまいります。被害者の方々への救済、補償が全ての始まりだと思います。私は新社長として、人権侵害の防止を整備し、ガバナンスの再構築をしていきます。失われた信頼を再び取り戻すべく全力で取り組んでまいります。命を懸けて、この問題に取り組んでまいります」と話した。

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