【VIVANT】まるで数学の授業、乃木の凄まじい計算速度に視聴者仰天 堺雅人は「数学苦手なのに」
俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の第8話が3日に放送された。劇中では米の測量をめぐる計算式や高度な数学の問題が登場するなど、堺演じる主人公・乃木憂助の“天才”ぶりが描かれた。視聴者からは「数学苦手なのに」と驚く声が上がっている。
素手によるご飯の測量で中抜き犯を特定 1日9キロ、1か月で270キロ、1年で約3.2トン
俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の第8話が3日に放送された。劇中では米の測量をめぐる計算式や高度な数学の問題が登場するなど、堺演じる主人公・乃木憂助の“天才”ぶりが描かれた。視聴者からは「数学苦手なのに」と驚く声が上がっている。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
乃木はテントに案内された児童養護施設で、給食担当者から育ち盛りの子どもたちに配る食材の高騰を聞く。施設のお米はノゴーン・ベキ(役所広司)が日本のうるち米を取り寄せており1人あたり1食150グラムを提供。しかし、やりくりに苦労している同担当者はベキにお米の配給の増量を頼む。この時、何かを察知した乃木はご飯が盛られた皿を手に持ち、「390グラム。お皿が90グラムなので引いて(ご飯は)300グラム」「295グラム」「305グラム」と測量。驚いたスタッフが実際に秤(はかり)で測ってみるとピッタリ一致していた。ランダムに10皿測ったところ、いずれも300グラム前後。乃木は紙に測量結果を書き出し、栄養価の高いうるち米は炊くと水分を吸って重さが2.2倍になることを説明する。
その結果、米150グラムはご飯330グラムになるが、施設で配っているご飯はすべて1食300グラム程度しかなく30グラム足りない。施設の子どもの人数は204人、職員は11人で合計215人。215人?300グラムは64キロ500グラム。炊く前の米はそれを2.2で割った29キロ318グラム。もし150グラムの米を使用していたら215人分は約32キロになるはずだが、実際は約29キロしか使われていなかった。乃木は「毎食3キロ、1日3食で9キロ、1か月で270キロ、1年で約3.2トン、売りさばけばそれなりの金額になります」と給食責任者の中抜きと横流しを追及。怒ったノコル(二宮和也)によって責任者は財産没収、国外追放となった。
乃木が速射砲のように発する数式の計算がテロップでも説明されるなど今話はさながら数学の授業のような展開に。テントが課した試験でも高度な数学の問題が登場した。
演じた堺はテレビなどに出演するたびに「数学が嫌いでせりふに数字が出てくると文字に変えて覚える」「国立大学の受験の初日に数学の問題が出て5問中1問も分からず0点だった。記念で受験した早稲田大に合格した」などと明かしている。視聴者からは「数学嫌いの堺雅人さんがうるち米のグラム計算を一気にやってたの面白かった。台本全部国語に置き換えたのだろうか」「米の横流しを暴くためバリバリ数字で詰めていくの見て、数学が大の苦手なのに大変」「今日のあのシーンは堺雅人さんにとっては辛かったのだろうなと思いました」「堺雅人さん数学苦手って聞いてるけど」などの声が寄せられている。数式の速射砲で悪人を懲らしめる今話の長せりふは圧巻で、役者としての堺のすごみを実感させられる名シーンだったのは間違いない。