【VIVANT】乃木の“超能力的”特技が話題 冒頭の銃シーンに視聴者注目「わざとってことか」

俳優の堺雅人が主演を務め、阿部寛が共演するTBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)の第8話が、3日に放送された。今回は、堺演じる主人公・乃木憂助の“特殊能力”から、さまざまな考察が行われている。

堺雅人演じる乃木憂助【写真:(C)TBS】
堺雅人演じる乃木憂助【写真:(C)TBS】

ベキも気づいた? ノコルの銃に弾は一発

 俳優の堺雅人が主演を務め、阿部寛が共演するTBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)の第8話が、3日に放送された。今回は、堺演じる主人公・乃木憂助の“特殊能力”から、さまざまな考察が行われている。

 同作は、日曜劇場『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズなどの大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の原作・演出による完全オリジナルストーリー。丸菱商事エネルギー開発事業部第二課・課長の乃木が、1億ドル(約140億円)の誤送金問題の濡れ衣を着せられことからバルカ共和国に向かい、“世界中を巻き込む大きな渦(うず)”に関わってしまう。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 政府非公認の「自衛隊の影の諜報部隊=“別班”」を裏切り、テロ組織「テント」に寝返った乃木。理由は実の父親であるテントのトップ、ノゴーン・ベキ(役所広司)に「どうしても会いたかった」からだ。

 乃木の前に現れたベキは銃を差し出し、別班の後輩・黒須駿(松坂桃李)を撃つよう命じる。しかしテントのナンバー2・ノコル(二宮和也)は、「お父さんの銃が汚れる」と自分の銃を手渡すと、乃木はノコルの銃で黒須に発砲した。しかし弾道は外れ、もう一発撃とうとすると弾は残っていなかった。黒須はそのまま拘束されることに。

 乃木と初めて対面した際に銃さばきを見ていたノコルは、弾倉が常に満タンのベキの銃を乃木に渡すことに危険を感じ、一発だけ弾をこめた自身の銃を手渡していたのだった。

 その後乃木はDNA検査で、ベキと親子であることが証明された。またベキから試されたIQテストやさまざまな分野のテストで驚異的な知力を発揮する。ベキからテントの1年間の収支報告データを託された乃木は、テントが孤児救済のために児童養護施設を運営していることを知る。

 乃木は連れてこられた青年養護施設で、食材の高騰に悩む施設担当者の話を聞く。施設のお米はベキが日本からうるち米を取り寄せていた。担当者はベキに、高騰が収まるまでお米の配給を1日ひとりあたり150グラム増やしてほしいと頼んだ。

 すると乃木は、お米の盛られたお皿を手に持ち、「390グラム。お皿が90グラムなので引いて(お米は)300グラム」「295グラム」「305グラム」と次々に量を言い当る。驚くスタッフに、「特技と言いますか、手に持つとわかるんです」と説明する。ベキがはかりを持ってこさせると、乃木が言った量はぴったり合っていた。乃木によると、うるち米は炊くと重さが2.2倍になることから、施設のご飯の量が本来の量から30グラム足りていないことを指摘する。毎食3キロ、1日9キロ分のお米が足りないことを瞬時に計算し、施設者がうるち米を隠して売りさばいていると推測する。

 ベキとノコルが倉庫を調べさせると、担当者は米を売るために子どもたちの食事を減らし、米を隠し持っていた。ベキは特殊能力を持つ乃木に、「誤差はどのくらいだ」と尋ねる。「1キロにつき10グラム程度です」と答える乃木に、ベキは「そうかぁ……」と遠くを見つめ、静かにつぶやくのだった。

 持っただけで量を当てることができる乃木の能力から、SNS上では冒頭の発砲シーンについて考察が。「乃木さんが手で重さを正確に量れるということは、銃に何発弾が入っているか判断できるってことかな?」「そうか、乃木はノコルの銃の重さで弾が一発しか入ってないって分かってたんか」と、ノコルの銃の弾数に気づいていた可能性を指摘している。

 さらに、「今思えば、ノコルから渡された銃に一発しか弾丸が入っていないことも乃木は持った瞬間に重量で見抜いていたから、わざと外したってことか」「黒須はだまされている演技をしてるの?」「本当は裏切ってないよね?黒須も無事だよね?」と、実は乃木が別班を裏切っていないと考える視聴者も。

 しかし、「お父さんは、乃木の『持っただけで重さがわかる』特技を知ったことで、乃木があのとき銃に弾が一発しか入っていないことをわかっていた=黒須をわざと生かした(他の別班もおそらく生きてる)ことに気づいたか……」「お米の話を通じて、『あれはわざと外したんだ』とベキも気づいたのかもしれない」と、ベキが乃木の思惑に気づいた可能性を考察する声もあり、次週に期待が募る。

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