【VIVANT】40年ぶりに親子対面 “ベキ”の表情に視聴者驚き「父親の顔に」「役所広司の演技すご」

俳優の堺雅人が主演を務め、阿部寛が共演するTBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)の第8話が、3日に放送された。今回は、堺演じる主人公・乃木憂助が父親と対面した。

乃木憂助(左=堺雅人)とノゴーン・ベキ(役所広司)【写真:(C)TBS】
乃木憂助(左=堺雅人)とノゴーン・ベキ(役所広司)【写真:(C)TBS】

“次男”ノコルの嫉妬心に「すねちゃうよね」「こじらせノコル」の声

 俳優の堺雅人が主演を務め、阿部寛が共演するTBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)の第8話が、3日に放送された。今回は、堺演じる主人公・乃木憂助が父親と対面した。

 同作は、日曜劇場『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズなどの大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の原作・演出による完全オリジナルストーリー。丸菱商事エネルギー開発事業部第二課・課長の乃木が、1億ドル(約140億円)の誤送金問題の濡れ衣を着せられことからバルカ共和国に向かい、“世界中を巻き込む大きな渦(うず)”に関わってしまう。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 テロ組織「テント」に対抗するため任務についた政府非公認の「自衛隊の影の諜報部隊=“別班”」。別班の一員である乃木はテントのナンバー2・ノコル(二宮和也)を追い詰めるが、土壇場で別班メンバーを裏切り発砲する。後輩の黒須駿(松坂桃李)とともにテントのアジトに連行された乃木は、40年前に亡くなったはずの実の父親でテントのトップ・ノゴーン・ベキ(役所広司)に「どうしても会いたかった」という理由で別班を裏切ったと語る。

 アジトに投獄された乃木は、ノコルからポリグラフを仕掛けられる。乃木はノコルに従い、別班の組織や任務について知っていることを全て話す。さらに自身の経歴に触れ、911の同時多発テロ事件後に自衛隊に入隊し、優秀な成績から別班にスカウトされたと明かした。

 乃木はベキに会うためだけに仲間と日本を裏切ったと言い、DNA検査をしてほしいと頼む。ベキから自分と別れた最後の日の記憶を聞かれた乃木は、飛び去って行くヘリコプターや泣いている母親・明美(高橋臨)の表情などを語り、人身売買でこじきをさせられていたところを日本人の戦場ジャーナリストに助けられたと明かす。ベキは乃木の帰国後の生い立ちを聞きながら「そうか……」とつぶやき、目を潤ませるのだった。

 DNA検査を実施したベキは、「99.999%」という結果を見てハッと目を見開く。牢の向こう側にいる乃木を見つめ、「よく……よく、生きていた」と声をかけた。ゆっくりと牢に近づいたベキは、「お父さん」と声をかける乃木の頬に触れる。ぐっと涙をこらえたベキは何も言わず去って行った。ベキは明美と幼い頃の乃木の写真を取り出すと、「明美、憂助が生きてた……生きてたんだ」と写真に触れながら涙を流した。

 この再会シーンにSNS上では、「ついに親子の対面(涙)やっとだね……」「40年ぶりの親子の再会には胸が熱くなったよ」「テントのリーダーから突然、死んだと思っていた息子と対面した父親の顔になった役所広司の演技、すごかった……」と感動する声が。

 一方、ノコルはベキが乃木に触れる様子を複雑そうに見つめる。ノコルは黒須を別の牢へ移動させて乃木に近づくと、「あいつがいるとうっとうしいよなぁ」とつぶやく。そして乃木の首もとに触れ、「なぁ……兄弟」と吐き捨てるように声をかけた。牢から去るノコルの表情には、怒りと悔しさがにじみ出ていた。

 ベキの息子であることが証明され、テントでの乃木の待遇は改善される。さらに乃木の驚異的な知能や特殊能力を見たベキは、乃木を自分の部屋に呼び出す。そこにはノコルもいた。ベキはノコルについて、「血のつながりはないが、れっきとした私の息子だ」と説明し、「お前たちは兄弟。憂助が長男、ノコルが次男だ」と話す。さらに「ノコル、お前の会社で兄を働かせなさい」とノコルに指示すると、2人に「兄弟で力を合わせるんだ」と声をかけた。ノコルは乃木に信頼を寄せ始めたベキの心変わりに戸惑い、乃木に仕事を指示するものの、非協力的な態度をとるのだった。

 ノコルの乃木に対する嫉妬心に、「ノコル……苦しい……すねちゃうよね」「自分より優秀すぎる長男が急に現れて辛そう」「こじらせノコル」「ノコルのなんとも言えないさまざまな感情が入り混じった複雑な表情が頭から離れないな」といった声も挙がっている。

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