ジャニーズ事務所前副社長の滝沢秀明氏が立ち上げたTOBE所属の大東立樹（おおひがし・りつき＝18）が、10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ『秘密を持った少年たち』（金曜深夜24時30分）に出演することになり、3日までに同局から発表された。同事務所のタレントとしては、ドラマ出演第1号となる。

　大東は東京出身の18歳。2019年7月にジャニーズ事務所に入りし、ジャニーズJr.として活動していた。数多くの舞台、ドラマに出演していたが、今年7月16日、同事務所を退所。翌8月16日にTOBE合流が発表された。同事務所にとっては、元V6の三宅健、元King & Princeの平野紫耀と神宮寺勇太、元ジャニーズJr.内グループ・IMPACTorsでIMP.に改名した7人に続いて11人目の所属タレント。最年少でもあり、今後どのような形で活動していくか注目されていたが、早速、チャンスを得た形だ。

　同作は『リング』『貞子』などのホラー作で知られる中田秀夫監督によるオリジナルのエロティックサスペンス。望まずして「夜行」（やこう）という人を襲いその血をすする人ならざる存在になってしまった少年と少女の残酷な運命を描いており、主演はオルタナティブ歌謡舞踊集団・龍宮城の佐藤海音、ヒロインは大原優乃が務める。

　大東が演じるのは夜行の絶滅をもくろむ夜行狩りのリーダー・黒瀬拓実。新事務所で最初のドラマ出演となることも踏まえ、「夜行という存在を交えた人間関係にとても魅力を感じています。『現実世界のどこかで同じようなことが起きているかもしれない』と考えると怖くもあり、自分が当事者だったらどのように考えるのか、少しワクワクしちゃう自分がいます」。

　その上で「黒瀬は強い信念をもっている人です。明朗快活な僕とは真逆なので、役作りには人一倍時間をかけたいと思います。誰も悪くないかもしれないこの物語は今の世の中ともマッチする部分を感じます。見てくださる方々に新しい視点をご提供できる作品だと思います」とアピールした。