【トリリオンゲーム】ジブリやディズニーのパロディー続々 視聴者反響「攻めてるなぁ」

Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系連続ドラマ『トリリオンゲーム』(金曜午後10時)の第8話が1日に放送され、企業名や作品名のパロディーが話題を呼んだ。

ハルを演じる目黒蓮【写真:(C)TBS】
ハルを演じる目黒蓮【写真:(C)TBS】

作品ラインナップにも注目「『おおかまどのセロリナ』が見てみたい」

 Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系連続ドラマ『トリリオンゲーム』(金曜午後10時)の第8話が1日に放送され、企業名や作品名のパロディーが話題を呼んだ。

 同作は、「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載中の同名漫画(原作:稲垣理一郎、作画:池上遼一)が原作。目黒演じる“世界一のワガママ男”のハルこと天王寺陽と、“気弱なパソコンオタク”のガクこと平学(佐野勇斗)がゼロから起業し、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで「この世のすべてを手に入れよう」と成り上がっていく。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 ネットテレビ「トリリオンTV」を開局した「株式会社トリリオンゲーム」は波に乗っていた。しかし日本最大IT企業「ドラゴンバンク」の社長・黒龍一真(國村隼)や、その娘の“桐姫”ことキリカ(今田美桜)が次々とつぶしにかかる。

 桐姫はアメリカの大手配信サービス会社「D-REXジャパン」のCEOに就任し、アジアの大手家電メーカーと業務提携してテレビのリモコンに専用ボタンを設置。トリリオンTVの視聴時間はD-REXに奪われてしまう。

 そこでハルは、海外の映画祭で何度も最優秀賞を受賞しているアニメ制作会社「スタジオポポラ」のアニメ作品を独占配信すると提案。『おおかまどのセロリナ』『夕立丘から』『空の城と永遠の歌』などのヒット作を次々と発表し続けているポポラは、配信を一切していない。ハルは「子どもからお年寄りまで、みんな大好きスタジオポポラ」と作品集を見つめると、「俺らがポポラの新作を独占配信すれば、爆勝ちできる!」と一発逆転を狙う。

 しかし“世界で戦う20人”にも選ばれたポポラの宇佐美マリ監督(麻生祐未)はワガママで、周囲を振り回すことで有名だった。宇佐美は、初期からコンビを組んできた社長でプロデューサーの安住久子(中島ひろ子)にも無理難題を押し付けていた。

 このシーンにSNS上では、「絵柄からしてどこがモデルなのか明らかすぎるスタジオポポラ」「漂うジブリ感」「作品ラインアップがとってもそれっぽくて草」「ジブリなんだろうと思えるポポラ社の作品タイトルがウケる。『おおおかまどのセロリナ』が見てみたい」と反響が。また宇佐美と安住のコンビに「宮崎駿と鈴木敏夫的な……?」「宮崎さんと鈴木さんみたいな関係やん、もはやwもうジブリやw」といった声も。

 安住は交渉に来たハルたちに、すでにD-REXと新作アニメの独占配信を契約したと伝える。しかしハルは、ポポラ創設期にお蔵入りとなった企画『風の丘の少女』に目をつける。『風の丘の少女』は初めて安住が提案した企画で、安住の少女時代の実体験をもとにした作品だった。しかし台本を完成させたものの資金を集めることができず、アニメ化を断念していた。ハルはこの作品を半年間で完成させると宇佐美に提案する。

 半年での制作は無理だと取り合わない宇佐美にハルは、「我々トリリオンゲーム社は、世界最大手のアニメスタジオ『カリフォルニアランド』と業務提携をしました」と明かす。カリフォルニアランドは、「世界の宇佐美と一緒に仕事ができる」という理由から、トリリオンゲーム社と契約したという。「ウォルトは僕に言いました。『世界中のどのクリエイターとも組むつもりはない。だけど、宇佐美マリとだけは一緒に仕事をしてみたい』と」と伝える。さらにハルはオンラインで“世界のウォルト”とつなぎ、ウォルトが直々に宇佐美にラブコールする。ウォルトの言葉に気をよくした宇佐美は、『風の丘の少女』を半年で制作し、トリリオンTVで配信することを決めた。

 実在のアニメ会社やスタジオ名をパロディーにした第8話に、SNS上では、「カリフォルニアランドのウォルトに笑いすぎてもう何も入ってこない」「いろいろ攻めてるなぁ」「わかりやすくていいね(笑)」「ポポラとカリフォルニアランドで伝わるのがやっぱすごいよねw」といった声が。また、「ポポラ→ジブリ、風の丘の少女→ナウシカ、カリフォルニアランドのウォルト→ディズニー。パロディネタはまだ出るか?」と期待する声も挙がっている。

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