アンガ田中、新学期迎える子どもたちへ「学校がすべてではない」 高校時代にはいじめられた過去も

お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が31日、都内にて、自身の初エッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』(新潮社)の刊行を記念した囲み取材に応じた。高校時代にいじめられた経験などをふまえて、9月1日から新学期を迎える全国の子どもたちにメッセージを送った。

囲み取材に応じたアンガールズの田中卓志【写真:ENCOUNT編集部】
囲み取材に応じたアンガールズの田中卓志【写真:ENCOUNT編集部】

勉強は「今のうちにやっとくと、無駄な時間にならない」

 お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が31日、都内にて、自身の初エッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』(新潮社)の刊行を記念した囲み取材に応じた。高校時代にいじめられた経験などをふまえて、9月1日から新学期を迎える全国の子どもたちにメッセージを送った。

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 子どもたちへのコメントを求められた田中は「いじめを受けていて辛い、という人であれば『学校がすべてではない』というところは言ってあげたい」と主張。「人生長いから、どこかで辻褄を合わせる瞬間はある。それでちょっと辛くなって、自分的にキュッとなるくらいなら、一回時間を空けるのも、一つ考え方かなと思います」と話した。

「そうではない、普通の小中学生、高校生」に対しては「ちょっとおバカな方とか、たくさんいらっしゃるんですけど、皆、後悔しています! ハハハ!」と力説。「『勉強しとけばよかったです』と。最近、ヘキサゴンとかで一緒だったつるの(剛士)君とかにも会ったんですけど『もっと勉強しとけばよかった』と。今、ヘキサゴンに出てたスザンヌちゃんとか必死に勉強してるんですよ。結局大人になって勉強するんだったら、今、勉強する時間がたくさんある小中学生、高校生。今のうちにやっとくと、無駄な時間にならない。社会的にそういう時間を今与えてもらっている。親御さんががんばって『勉強に集中して!』『運動に集中して!』とやってくれてる。そういう意味でも勉強したほうがいいですよ」とアドバイス。さらに「まわり見てください! 恥かくんで!」と声高に唱えた。

 また、今年1月に一般女性と結婚して話題になった田中。結婚して不運は「すぐありましたよ」と朝のワイドショーなどが取り上げた自身のプロポーズの再現VTRに言及。「代わりにおれの声をあててくれているナレーターの方がいて、『ブサイクですけど結婚してください』という言葉をプロポーズで言ったんですけど、それのナレーターの方の声が、なんか化け物みたいなボイスだった(笑)。それが『何この感じ!』みたいに夫婦で笑っていた」と明かした。

 結婚は「不安のほうが大きかった」と胸中を述べつつ、「家帰って、『今日こういうことがあったんだよ』と話せるくらいが、意外と何かいいもんだなと思いますね。人と共有するだけで『充実してるな~』みたいな感じ。笑ってくれたり。何か……楽しいです、今のところ。家帰って人がいると思うだけで楽しいですね」とニッコリ。

 さらに「スベったときとか、特にありがたい」と感謝。今までは一人で家で悶々とした時間を送ってやり過ごしていたが、「『こうこうこうで、スベったわ~』と言って、『あぁ、そうなんだ~』と言ってもらえるだけでいい」と述べた。

『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』は、「小説新潮」で約1年半連載されていた連載されていた田中のエッセイをまとめた一冊。「ベスト・エッセイ2022」に選出された母とのお弁当の思い出、「出会っていなければ僕はお笑い芸人にすらなっていなかった」とまで語る相方・山根良顕とのこれまでの歩み、港区女子にブチ切れた“五反田ティーパーティー事件”など田中の半生が詰め込まれている。

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