林遣都、ビートたけしを演じることを本人に伝えず「まだ会いたくない」「どう思われるか」

俳優の林遣都が31日、都内で行われた音楽劇『浅草キッド』の製作発表会見に出席した。主演・武を演じることが決定した後、ビートたけし本人に会う機会があったが「お話をする勇気が出ず……」と黙っていたことを明かした。

会見に登場した林遣都【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登場した林遣都【写真:ENCOUNT編集部】

音楽劇『浅草キッド』で主演

 俳優の林遣都が31日、都内で行われた音楽劇『浅草キッド』の製作発表会見に出席した。主演・武を演じることが決定した後、ビートたけし本人に会う機会があったが「お話をする勇気が出ず……」と黙っていたことを明かした。

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 オファーを受けたのは「2年以上前だった」という林。出演決定後、ビートたけしに会う機会があったと言い、「実は1年前に番組にお邪魔した。この作品が決まっている段階でお会いしたんですけど、まだそのときも先の話だったので、『浅草キッドやります』というお話をする勇気が出ず……」と告白。

 報道陣から「(ビートたけしと話を)されてない?」と確認されると、林は「されてないですね」とキッパリ。「黙って、遠くから観察してました。(話は)それ以来一切。ほとんど話してないです。(会っても)あいさつ程度で」と言い、今後は「まだ会いたくない。なんか……5年後、10年後に『実はやってました』くらいな(風に伝えたい)」と述べた。

 さらに、ビートたけし本人に舞台を見てほしいかと問われて「それはもちろん見に来ていただけたら、そんなにうれしいですけど、どう思われるか分からない。(脚本・演出の)福原(充則)さんの後ろに隠れていたい」と話し、報道陣の笑いを誘った。

 会見には松下優也、今野浩喜、山本耕史、脚本・演出の福原充則も出席した。

 カンテレ開局65周年記念公演である同作は、ビートたけしの同名自伝小説を原作とする舞台作品。ビートたけしがかつて師匠・深見千三郎と出会い、浅草・フランス座で下積み生活を過ごした青春時代と、苦楽を共にした芸人たちとの生き様を描く。名曲「浅草キッド」や本作オリジナルの楽曲により、芸に生きようとする人々の心情を音楽劇としてより濃く表現する。10月8日~22日まで東京・明治座にて、10月30日~11月5日には大阪・新歌舞伎座、11月25・26日には名古屋・愛知県の芸術劇場(大ホール)にて上演する。林は、主人公の武を演じた。

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