アンガ田中、初エッセイを母に「渡せたらよかったな」と感慨「天国で喜んでくれているんじゃないか」

お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が31日、都内にて、自身の初エッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』(新潮社)の刊行を記念した囲み取材に応じた。本作にまつわるトークを展開し、会場を盛り上げた。

囲み取材に応じたアンガールズの田中卓志【写真:ENCOUNT編集部】
囲み取材に応じたアンガールズの田中卓志【写真:ENCOUNT編集部】

「エッセイスト・田中として頑張っていこうかな」と欲もチラリ

 お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が31日、都内にて、自身の初エッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』(新潮社)の刊行を記念した囲み取材に応じた。本作にまつわるトークを展開し、会場を盛り上げた。

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 同作は、「小説新潮」で約1年半連載されていた田中のエッセイをまとめた一冊。「ベスト・エッセイ2022」に選出された母とのお弁当の思い出、「出会っていなければ僕はお笑い芸人にすらなっていなかった」とまで語る相方・山根良顕とのこれまでの歩み、港区女子にブチ切れた“五反田ティーパーティー事件”など田中の半生が詰め込まれている。

 田中は「エッセイスト・田中として頑張っていこうかな。ちょっと反響があればね、そっちの道も考えております」と欲をちらつかせつつ、「うちの亡くなった母は本が大好きだったので、渡せたらよかったなと思ったんですけど、それはなかなか間に合わなかった。でもまぁ、天国で喜んでくれているんじゃないかなと今は思います」とほほ笑んだ。

 エッセイのネタは「『フッと思いついた』とか言いたいんですけど、普通に喫茶店で『くぅ~! 次は何書こう……!』みたいな感じで絞り出した」と明かし、最も大事していたことは「締め切りを落とさないことですね。それが一番怖くて、『書けるかな~!』と思ってそれが怖かった」と繰り返した。

 今回は、5本ストックをためて連載を開始。「1年半の間にちょっとずつストックがなくなっていった。最後の最後にラスト1個使って間に合った。ギリギリでしたね。自分の実力的には保険かけといてよかった。無事連載を終えて本にまでできたのでよかった」と胸をなでおろし、「締め切りは落としません! 若手作家がそんなことできない!」と再び口に。

 続けて、「普通の人じゃあ遭遇しない、なかなかひどい目にあって来ている。これを何とか笑いにできるようエッセイにしている。普通の人じゃあ体験できないものを擬似体験できる」と話し、「『これ(内容を)盛ってませんか?』と言われるけど、マジで盛ってない」と強調して猛烈アピールした。

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