ジャニーズWESTの桐山照史が29日、都内で行われたブロードウェイミュージカル『キャメロット』の製作発表記者会見に出席。本作で円卓の騎士ランストロット役を演じるが、苦戦中であることを明かした。

　これまでのアーサー王伝説とは異なる着眼点で描かれたT.H.ホワイト『永遠の王』を原作とし、『マイ・フェア・レディ』の名コンビであるアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナーと作曲家フレデリック・ロウによって書かれた名作ミュージカル。

　以前タッグを組んだことのある宮田慶子氏が演出を務めることと、主演が先輩である坂本昌行であることを知り、「やりたいです！」と即決したという桐山。台本を読んで「イメージが浮かんだ。早くお稽古したい」となるも、「もうすでにいろんな苦戦をしている」と吐露した。

「一人ひとり歌が違うのですが、ずっと頭のなかでループして本っ当に眠れないんです」と苦笑。さらに、本読み時を振り返り「ミュージカルに出られまくっている方の間で歌唱した。記憶がないんですよ。横には坂本くんがおるし……。ランストロットはすごく自信のある役だけど、すごく萎縮してしまった」と悔しがった。すると坂本が「彼はハードルを下げているけど、大丈夫ですから」とフォローしていた。

　アーサー王を演じる坂本も、「いろいろ舞台をやらせてもらったけど王は初めて」とドキドキ。ビジュアル撮影で衣装を着用したが、「まだ王になれていない。衣装に着られているなって。その思いがあるからこそ、威厳をより意識するようになった」と語った。

　会見には唯月ふうか、入野自由、今井清隆、演出の宮田慶子氏らも参加。10月7日から28日まで東京・日生劇場、11月4日から20日まで大阪松竹座にて上演される。