吉岡里帆、自身の声にコンプレックスがあった過去 内田英治監督に褒められ「時を超えて救われた」
俳優の北川景子と吉岡里帆が28日、都内で行われた『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』(日曜午後10時、9月10日スタート)の完成披露試写会に、共演者の竹内涼真、黒木瞳、メガホンをとった内田英治監督とともに出席。原作者の湊かなえ氏もサプライズ登場した。
ミステリー長編「落日」をWOWOWで連続ドラマ化
俳優の北川景子と吉岡里帆が28日、都内で行われた『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』(日曜午後10時、9月10日スタート)の完成披露試写会に、共演者の竹内涼真、黒木瞳、メガホンをとった内田英治監督とともに出席。原作者の湊かなえ氏もサプライズ登場した。
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エンターテインメント小説界をけん引する湊氏が、作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編「落日」をWOWOWで連続ドラマ化。本作のキーワードは“裁判”と“映画”。新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川)と新人脚本家の甲斐真尋(吉岡)の2人が、映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていく様を描く。
内田監督は今回、北川と吉岡とは初仕事だったそうで「正直、インする前は“怖い人だったらどうしよう”ってビビっていたんですけど、現場に入ってお2人と会ったらとてもやりやすくて、アイディアもあるし、役者さんを前にすると共鳴するようなお2人で、変わっていく感じが見えたので演技を見ていてすごく楽しかったです」と2人の印象を語った。
北川とは音楽の趣味が合い、現場では音楽の話ばかりしていたという。北川は「私はとにかくデヴィッド・ボウイを知ってほしくて監督にゴリ押ししてました。『このPVを見てください』とか、そんな話ばかりしていました」と笑顔で打ち明け、内田監督も「会話の半分はデヴィッド・ボウイの話でした」と笑った。
一方、吉岡について内田監督は「吉岡里帆さんの声がすごく好きで、本人は否定するんですけど、とても特徴的で個性的で、それがセリフになってカメラの前に出てくると、すごく不思議な気になって、喋り方が僕にも移って、最近、吉岡さん風の喋り方をしています」と話し、「やってみてほしい」と声が飛ぶと、内田監督は「そういう面白いことできないんです」と拒否して笑いを誘った。
これに吉岡は「いま内田さんに私の要素が入っていると思うと面白いです」と笑顔を見せつつ、「小さいときにホームビデオみたいなもので撮られた映像の自分の声が気持ち悪すぎて、本当に見るのが嫌だったので、そういう風に言ってもらえて、時を超えて救われた思いがしますね。子ども時代の私に言ってあげたいです。『内田監督がほめてくれるよ』って……」と声を弾ませた。