ダンスプロデューサー・夏まゆみさん（享年61）のお別れ会『夏まゆみ 魂に出会う会』が28日、都内で行われた。夏さんが遺した言葉を通じ、教え子や関係者たちが夏さんと魂の会話を行うお別れ会には、山本リンダ、元モーニング娘。の飯田圭織、保田圭、矢口真里、市井紗耶香、後藤真希、元AKB48の大島麻衣、モーニング娘。’23のメンバーら教え子たちも参列した。

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　センターを0番とするステージの立ち位置をナンバリングするシステムを日本にいち早く導入した夏さん。お別れ会のマイクの位置は0番と印されており、教え子たちがステージのセンターに立ち、天国の夏さんに向かって語りかけた。

　モーニング娘。OGの飯田圭織は、大粒の涙を流しながら「ダンスも歌も知らない、北海道の田舎から出てきた私を一からご指導してくださり、諦めずに心と心を通わせ、飯田圭織の魅力を引き出してくださった」と感謝。「何もできなかったモーニング娘。を25年続けられるよう、初期メンバーとして育ててくださったのも、夏先生が心を込めて愛情豊かにご指導してくださったからだと思っています」と振り返り、「たくさんの作品を作り出し、たくさんのみなさんに感激していただけたこと、私たちで作り上げたあの時間を一生忘れません。夏先生が教えてくださった魂を引き継いで、世の中に感動を与えられるよう頑張ってまいります」とスピーチした。

　同じく同グループのOG・矢口真里は、「夏先生との出会いは25年前、うちの親より一緒にいる時間が長くて、本当に育ててもらったと思っています」と回想。ハロー！プロジェクトが25周年を迎えた報告をすると、「見てくれていますか？大切な年は、いつも一緒に過ごしてくれていた夏先生だったので、今年は勝手に会えると思ってわくわくしていました。もう１度お会いして、抱きしめてほしいです」と話しかけ涙を流した。

　声を振り絞り、「15歳からこの芸能界に入って、何もできなかった私たちに、たくさんのことを教えてくださり、自分の時間を削ってまで、たくさんの愛を注いでくださりありがとうございました」と感謝。「夏先生が残してくれた熱い思いと、人を幸せにしてくれるダンスは、これからも後輩たちとOGで大切に繋いで行きたいと思います」と誓い、「お暇があれば見守っていてください。そして、手を抜いている子がいたら怒ってあげてください」と天を見上げた。