朝倉未来が社長を務める格闘技エンターテインメント「喧嘩道 presents BreakingDown 9」（26日・ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継）が26日、東京・アリーナ立川立飛で行われた。“大幻想”が崩れた“所沢のタイソン”こと久保広海氏が試合後に自身のYouTubeチャンネルを更新し心境を明かした。

　喧嘩3000戦無敗の異名に瓜田純士との因縁などあり、強さに期待が寄せられていたが、いとも簡単に幻想は崩れた。ゴングが鳴ると先に攻撃を出した奥野氏がスリップ。所沢のタイソンはそれを見逃さずに距離を詰めていく。最初こそ威勢よく拳を振り回していたが、残り25秒でパンチを被弾すると相手に背を向けて後退。そのまま試合に戻ることなく戦意喪失し、試合は終わってしまった。

　試合後所沢のタイソンがYouTubeチャンネルを更新。「負けました　すいません　奥野さんありがとうございました　最後に瓜田くんへ…」と題して映像をアップしている。

「奥野さんが強くて俺が弱かった。それだけですね。言い訳とかは一切しない。リングに立たないと言ってきて、最初で最後の舞台に立ちましたけど、いい経験をさせてもらった」と淡々と振り返る。

　さらに因縁のある瓜田と試合前に交わした言葉も明かした。「舞台裏でスタンバってたんですよ。瓜田君がたまたまばーってきて、俺の耳元で『おい広海。漢見せろよ』って肩をたたいて立ち去っていったんですよね」と語る。

　続けて「昔、つるんでいたときを思い出して、俺と彼はやっぱりみなさんが思っている以上にずっと一緒にいた。言葉では言い表せないくらいの思い出とかある。それがいろいろこじれて、前のオーディションでも殴られたりとか散々あった。たった一言のエールを言ってくれたんですよ。ちょっとジーンと来た」と振り返った。