朝倉未来が社長を務める格闘技エンターテインメント「喧嘩道 presents BreakingDown 9」（26日・ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継）が26日、東京・アリーナ立川立飛で行われている。喧嘩3000戦無敗の伝説がついに表舞台に降臨した。

“所沢のタイソン”久保広海氏がごぼうの党の奥野卓志代表にまさかの敗戦だ。奥野のラッシュに背を向けるという残念な結果に終わった。

　両者の因縁は前回大会からある。「BreakingDown8」の会場に突然現れ、他の選手の試合中にも関わらず大声で口論。客席で乱闘にまで発展していた。今大会への参戦が発表されると賛否両論を呼んだ。

“所沢のタイソン”は、喧嘩3000戦無敗の異名、“アウトローのカリスマ”瓜田純士との因縁などからネットに大きな幻想を生んだ。前日会見を欠席、計量にも姿を現さなかったことが、さらに視聴者の期待感を高めた。

　入場では“所沢の母”のような人物も同行。本人は気合いが入っていた。

　試合でついに実力が明らかになる。試合開始直後は攻め続けていた所沢のタイソンだったが、中盤で急に失速。何発かパンチを被弾すると奥野に背を向け、スタンディングダウン。再起不能となり試合は終わってしまった。会場には「えー」とがっかりする声も上がっていた。