薬物事件の日大アメフト部でコーチがパワハラ解任 年2回研修も…「誠に遺憾、再発防止に努めます」
薬物事件に揺れる日本大アメリカンフットボール部で、コーチが部員へのパワーハラスメント行為で解任されていたことが26日、分かった。日本大広報部広報課がENCOUNTの取材に同22日付でコーチ1人を解任したことを認めた。
部員1人逮捕、起訴…別の複数部員に大麻所持の疑いがある状況下で
薬物事件に揺れる日本大アメリカンフットボール部で、コーチが部員へのパワーハラスメント行為で解任されていたことが26日、分かった。日本大広報部広報課がENCOUNTの取材に同22日付でコーチ1人を解任したことを認めた。
解任理由は「言葉によるパワハラ」。調査結果については「プライバシーに係わる内容を含みますので」とし、大学公式サイトでの予定はないとしている。
日大アメフト部は2018年5月に発生したタックル問題で、監督、コーチ陣の指導の在り方が問われた。その後、体質改善に向け、競技スポーツ部指導者への研修が行われていたかを問うと、同広報課は「年に最低2回以上研修を行っています」と説明。それでも、問題が起きた形だ。
日大アメフト部では今月5日、3年生部員の北畠成文容疑者(21)が覚醒剤と大麻を所持したとして警視庁に逮捕された。25日には、東京地検が麻薬取締法違反(所持)の罪で、同容疑者を起訴。また、別の複数部員が大麻所持の疑いで警視庁に調べられ、22日にはアメフト部の寮が2度目の家宅捜索を受けている。その状況下、新たな問題に起きたことについて、同広報課は「誠に遺憾であり,再発防止に努めてまいります」と回答した。