やす子、即応予備自衛官“復帰”へ 芸人との二足のわらじ宣言にネット絶賛「更に好きに」

自衛官芸人のやす子が25日放送のTBS系バラエティー番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(午後8時57分)に出演。2024年4月から即応予備自衛官として活動復帰することを伝えた。

やす子【写真:ENCOUNT編集部】
やす子【写真:ENCOUNT編集部】

現役自衛官は2年間→即応予備自衛官は4年間

 自衛官芸人のやす子が25日放送のTBS系バラエティー番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(午後8時57分)に出演。2024年4月から即応予備自衛官として活動復帰することを伝えた。

 2023年上半期ブレイク芸人で、見取り図やなすなかにしを押さえて1位に輝いたやす子。ブレイクのきっかけは、21年放送の日本テレビ系『ぐるナイおもしろ荘』。元・自衛官という異色の経歴と愛くるしいキャラクターが大ウケし、22年67本だった番組出演本数は、172本と2倍以上増加した。

 やす子は17歳のときに自衛隊入隊を決意したとのこと。「本当は大学に行きたかったんですけど、家庭が貧しくて、住み込みで働けるところを探していたときに(出身の)山口県で働ける場所がパチンコ店か自衛隊しかなかった」と2つの選択肢しかなかったことを明かすと、中居正広は「そんな訳ないでしょ」と疑いの目を向けた。

 パチンコ店に面接を受けに行くも、あいさつしている際にドアが閉まり挟まってしまったというやす子。当時は内気で会話を話すのも苦手で「面接官も笑っているから、すごく恥ずかしくなって、そのまま帰ってしまった」と赤っ恥をかいたことから逃げ帰ってしまったようだ。

 途方に暮れる中、柔道部の顧問の先生に、自衛隊への入隊を勧められ一大決心。勤務中に一番、キツかったことは最高気温40度超えの中、「総重量20キロの荷物を背負って40キロ近く歩くこと」と強靭な精神と肉体へ鍛えるための過酷な訓練と振り返った。

 現役自衛官は2年間。その後、即応予備自衛官として4年間務めたという。現在、即応予備自衛官としての活動は芸能活動の忙しさから一時、休業しているが、「24年4月からは月1回訓練に行く」と宣言した。陣内智則から「やす子はまだ、自衛官?」と問われると「今年の3月まで即応予備自衛官で災害とかがあると自衛官の身分になる役割をさせていただいております。茨城県の霞ヶ浦駐屯地に自分の部隊がある。需品科といって災害などがあるときに、お風呂を作ったりします。来年4月からまた、予備自衛官として……」と二足のわらじ生活を履いて活動する意欲を見せ、出演者を驚愕させた。

 また、射撃の腕前も披露した。放送後、SNS上では「今回の放送で、更に好きになりました!!!」「これから益々活躍する事を願ってますー!」「射撃カッコ良かった~」と称賛する声が続出した。

 防衛省のHPによると即応予備自衛官は、普段は学生や社会人として働く傍ら、有事の際は自衛官となり任務に就く制度。必要とされる知識・技能を最底限確保するため、年間30日間の訓練に参加する必要がある。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください