『silent』の30歳女性脚本家で“男女4人物語” 10月期フジテレビ系連続ドラマ

フジテレビは23日、多部未華子ら4人の主演で10月期に連続ドラマ『いちばんすきな花』(木曜午後10時)を放送すると発表した。昨年10月期、目黒蓮、川口春奈の主演で大ヒットした同局系『silent』の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久氏が再びタッグを組み、「男女の間に友情は成立するのか」をテーマに、違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す作品。多部は同局系連続ドラマで初主演となる。

多部未華子
多部未華子

主演の1人は多部未華子「印象に残る台詞を発してみたい」

 フジテレビは23日、多部未華子ら4人の主演で10月期に連続ドラマ『いちばんすきな花』(木曜午後10時)を放送すると発表した。昨年10月期、目黒蓮、川口春奈の主演で大ヒットした同局系『silent』の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久氏が再びタッグを組み、「男女の間に友情は成立するのか」をテーマに、違う人生を歩んできた4人の男女が紡ぎ出す作品。多部は同局系連続ドラマで初主演となる。

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 同作の主人公は潮ゆくえ(うしお・ゆくえ/多部未華子)、春木椿(はるき・つばき)、深雪夜々(みゆき・よよ)、佐藤紅葉(さとう・もみじ)。年齢、育ってきた環境も全く違う4人がある日、「唯一心を許せた異性の友達が、結婚を機に友達ではなくなってしまった」「結婚を考えていた彼女を彼女の男友達に奪われた」「友達になりたいだけなのに、異性というだけで勝手に恋愛と捉えられてしまう」「友達の友達もみんな友達と思っていたが、気付けば本音を話せる相手はいなかった」と、それぞれが“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面してしまう。

 彼らがふとした出来事を機に巡り会い、“友情”と“恋愛”をテーマに向き合っていく。別々のものだった4人の物語が重なり合い、1つの物語となっていく展開。同局では、「『本当に大切なものは何なのか』が紡ぎ出されていく、新たな時代の“友情”の物語であり、同時に“恋愛”も含めた“愛”の物語。くすっと笑って、ふわっと泣ける」としている。

 多部が演じるゆくえは、新潟から上京し、妹と2人で暮らしながら学習塾の講師として働いている女性。他人や物事を一辺倒に見ない性格から、周りに新鮮な意見を与える。一方で自身のことに関しては「こうしなきゃ」と思い込みがち。子どもの頃から勉強、運動、人間関係と全てを頑張ってきたが、「頑張ると嫌われる」とも思ってきた。女友達にあまり本音を出すことができず、「居心地が悪い」と感じてきた経験から、「子どもの頃から二人組をつくるのが苦手だった」との思いも抱えている。

 それでも、学生時代から1人だけ気さくになんでも話せる男友達がいた。恋愛関係に発展することもなく、頑張らなくてもいい関係の相手だったが、ある日、「もう会えない」と言われ、友情関係は終了。全部を頑張れなくなり、家族や妊婦やカップルを見ても「うらやましい」と思えなくなった。その状況で、椿、夜々、紅葉と出会って新たな物語が進んでいく。

 脚本を担当する生方氏は群馬県出身の30歳。大学卒業後に看護師として働きながら脚本を学び、2021年に「フジテレビヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞。デビュー作となった『silent』の登場人物と同世代の立場から、「無理にしゃべんなくていいよ。声以外も好きだから」などと、リアルで印象的な台詞を紡ぎ出した。そして、永遠のテーマ「男女の間に友情は成立するのか」で新たな挑戦になる。

 4人の主演で初めてキャスト発表された多部は「台詞がとても魅力的で独特。『そんな印象に残る台詞を発してみたい』と思い、今回、参加させていただきたいと思いました」。その上で「これから自分が演じる役がどうなっていくのか、全てのキャストの行く末が気になります。まだ想像がつきません」と話している。

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