社長兼コスプレイヤー・マジョノカ渚、不登校を救ったゴスロリ服「着ると『外に出たい』と思えるように」
国内最大級の同人誌即売会『コミックマーケット102』(以下、C102)が、12、13日に東京都・ビッグサイトで開催され、計2日間で26万人が来場した。
マジョノカ渚さんインタビュー、起業やコスプレを始めたきっかけを聞く
国内最大級の同人誌即売会『コミックマーケット102』(以下、C102)が、12、13日に東京都・ビッグサイトで開催され、計2日間で26万人が来場した。
2日間とも企業ブースはにぎわっており、イベント2日目の「エレメンタルストーリー」(以下、エレスト)ブースには、アストラルクイーンの公式コスプレイヤーとしてマジョノカ渚さんが登場。海外ブランド正規販売店・Epetice(エペティス)の代表を務めつつ、コスプレイヤーとしても活動しているマジョノカさんに、起業に至った経緯や、コスプレを始めたきっかけなどについて聞いてみた。
――C102に参加した感想を教えてください。
「この雰囲気がすごく好きで、コミケに来ると『戻ってきたな~』って感じがします。お客さんも温かいし、みんな大好きなアニメに対して前向きに好きっていう気持ちを出していらっしゃるので、これからもこういった場所は続いてほしいなって思います」
――今回公式コスプレイヤーと務められた「エレスト」には、どういった魅力があるのでしょうか。
「パズルが爽快っていうのが1番の魅力かなと思っています。ただのパズルではなく、いろいろな形状に合わせることによってスキルが発動したり、キャラ固有の必殺技を出せたりするので、そういったところがすごく楽しいですね。パズルなので初心者も気軽に始められるっていうところも魅力だと思います」
――ブランド会社の社長をしつつ、コスプレイヤーとしても活動されているそうですね。まず、コスプレを始めたきっかけを教えていただけますか。
「『少女革命ウテナ』っていうアニメが好きで、登場するキャラクターのお洋服を着てみたいと思ったのが始まりでした。もう23年前くらいです」
――20年以上コスプレをされていると……! ご自身にとってコスプレとはどういったものですか。
「普段とは違う自分になれるすごく貴重な場だと思っています。ストレス発散の場でもありますね(笑)。これからは、社長でありコスプレイヤーという二足のわらじで頑張っていきたいなと思っています」
――いつ頃から社長になられたんですか。
「企業したのは3年前くらいです。コスプレも好きだけどお洋服も大好きで。ゴシックロリータ系と言われるお洋服を20年前から着ていて、ずっとお洋服に関わる仕事がやり経ったんですけど、かなえられずで。でも、偶然(洋服系の仕事を)やれる機会ができたので、2020年のタイミングで起業しました」
――やはりコロナ禍は大変でしたか。
「めちゃくちゃ大変でした……! いろいろなお洋服のセレクトをしているんですけど、物流が止まってしまったり、海外から仕入れることができなくなった時期もあったので、本当に血へど吐きそうでした(笑)。でも、これからが本当の勝負で、コロナを乗り越えたからこそ、次のステージにどうやっていくかということを、どこの企業さんも考えられていると思います」
――会社としての目標を教えていただけますか。
「去年、コミケに出展をさせていただいたんですけど、また出展したいと思っていまして。その時は、海外と日本のゴシックロリータを繋げられるようなブースを出したいと思っています!」
――すごいゴシックロリータ愛ですね。
「はい! 着ていると楽しくてテンションが上がるので、お出かけしたくなるんです。当時は不登校気味だったんですけど、ゴシックロリータを着ると『外に出たい!』と思えるようになりました。ポジティブな気持ちになれるお洋服って本当にすてきだなと思って、そういった気持をいろいろな人に持ってほしい。『服を着ることで楽しい気持ちになってほしい』という想いで会社をやっています」
マジョノカ渚さん公式X(旧ツイッター)
https://twitter.com/nagi731
Epetice/エペティス公式X(旧ツイッター)
https://twitter.com/epetice
「コミックマーケット102」公式サイト
https://www.comiket.co.jp