【VIVANT】飯沼愛、まさかの“天才ハッカー”で出演に「最初は不安だらけ」 大作出演は「大きな経験」

俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の第6話が20日に放送される。堺演じる乃木憂助の運命を狂わせた誤送金事件の真犯人で天才ハッカーの太田梨歩役で出演する飯沼愛のインタビューが到着した。

太田梨歩役の飯沼愛【写真:(C)TBS】
太田梨歩役の飯沼愛【写真:(C)TBS】

役柄は秘密貫く「親にも詳細は伝えていませんでした(笑)」

 俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系連続ドラマ『VIVANT(ヴィヴァン)』(日曜午後9時)の第6話が20日に放送される。堺演じる乃木憂助の運命を狂わせた誤送金事件の真犯人で天才ハッカーの太田梨歩役で出演する飯沼愛のインタビューが到着した。

『半沢直樹』をはじめ、数々の大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の企画・監督による最新作。堺のほか、阿部寛、二階堂、松坂桃李、役所広司という全員主役級の日曜劇場史上最も豪華な主要キャストでも話題となっている。さらに、二宮和也、林遣都、竜星涼、高梨臨やモンゴル出身俳優陣、ハリウッド俳優のマーティン・スターらバラエティーに富んだ面々が出演する。

 第4話では、入社2年目の財務部・太田が天才ハッカー“ブルーウォーカー”だったことも明らかとなり、専務・長野利彦(小日向文世)との不倫をネタに山本巧(迫田孝也)に脅されているようでもあった。そんな謎多き女性を演じた飯沼のインタビュー内容は下記の通り。

――台本を読んだ感想をお聞かせください。

「話が壮大で複雑で、しかも展開も早くて、これが映像になったらどうなるんだろうと、とてもワクワクしました。第1話の放送は面白すぎてあっという間で、すぐにもう一度見返しました(笑)。友人から、『今回はどんな役?』などと連絡をもらいましたが、何とも答えられず、もどかしい毎日でした。第3話放送後にはビックリしていましたね。親にも詳細は伝えていませんでした(笑)」

――天才ハッカーの役どころですが、演じるにあたり、意識されたことを教えてください。

「自分の実年齢より5つも年上だし、“ブルーウォーカー”という世界で伝説のハッカーなど想像がつかず、最初は不安だらけでした、まず太田梨歩はなぜハッキングするようになったのか。や、2年前に山本にどのように脅されていたのかなど、彼女の背景にどんなことがあったのかを福澤監督にも直接お話を伺いながら具体的に穴埋めをする作業を1つ1つ進めていきました。

 監督は、太田梨歩は親の影響でコンピューターに触れる機会が多くてのめり込んでいき、それを突き詰めるがあまり、ハッキングに手を染めてしまった女の子。ただ、自分のためやお金のためというわけではなく、彼女自身の“正義”を元にハッキングをしている、とおっしゃっていたのが、とても腑に落ちました。作業を進めていく中で、彼女に共感できた瞬間があって、そのときに少し近づけたかなという感覚です。また、監督から『うまくやろうとしなくていい』という言葉をかけてくださったのがとても大きくて、それを特に意識して演じさせていただきました」

――2021年の「TBSスター養成プロジェクト」で芸能界デビューしてから約2年。これまでの経験で『VIVANT』に活かせたことがあれば教えてください。

「段々と撮影現場で緊張しなくなったかなと思います。『緊張を扱うのも1つの技術』と言われたことがあったのですが、本当にその通りだなと実感しています。『VIVANT』の撮影もやっぱり緊張はしましたが、程よい緊張感でいられた気がします。初めてのドラマの撮影現場では、周りのスタッフの方々の多さに驚きました。学園モノで生徒役の方も多く、カメラが自分だけに向いているときには、周りの視線がどうしても気になってしまいました。

 それがいろんな作品に出演させていただくうちに、段々とお芝居だけに集中できるようになってきていて。『VIVANT』の現場もキャストさんやスタッフの方が大勢いらっしゃいますが、そんな中でも、目の前の相手に集中できたのは、1つ成長できたのかなと思っています。ただ、これだけの豪華なキャストの方々を目の前にすると緊張で自分がどうなるか分からなかったので、何があってもセリフだけは出てくるようにと、たくさん練習しました。あえて堺さんと思わず、ずっと乃木さんだと思うようにも意識していました(笑)」

――撮影現場で印象に残っているエピソードはありますか?

「今回、自分の撮影が始まる前にも撮影現場へ見学に行かせていただきました。事前に福澤(克雄)監督の現場の空気感にも触れられて本当に良かったです。現場見学をさせていただいたときに、役者の方々を見ている福澤監督の表情がとても印象的でした。役者の方同士が熱くお芝居しているときの監督はとても笑顔なんです。ご自分がワクワクしたものを撮るという福澤監督の熱い思いが見えた気がしました。それと同時に、監督を笑顔にさせる役者の方々のすごさにもとても感動しました。そんな場面に何度も立ち会えたことは大きな経験でした」

――毎週『VIVANT』を楽しみにしている視聴者へ向けてメッセージをお願いします。

「私自身、『VIVANT』をリアルタイムで観られる世代に生まれて本当によかったと思っています。しかも、それに出演できるなんて。多くの方々にリアルタイムで観ていただきたいです」

 第5話では、別班、公安、テントと3つの勢力図の全貌が徐々に明らかとなっていった。また、乃木と役所演じるノゴーン・ベキが親子関係であることが分かるなど、衝撃の数々だった。20日放送の第6話では、“テント”の実体に迫っていく。さらに、明かされるFの秘密、乃木の正体を追う野崎ら公安、そして、ジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)の手術の行方も描かれる。

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