なにわ男子、横浜公演5日間で12万人動員 西畑大吾は自身作詞の楽曲で韻を踏む
なにわ男子が13日、全国アリーナツアー『なにわ男子 LIVE TOUR 2023’POPMALL’』の横浜アリーナ公演最終日を開催した。メンバー7人はアンコールを含めて全31曲を披露。同公演は5日間に及び計12万人を動員となった。
全国アリーナツアー『なにわ男子 LIVE TOUR 2023’POPMALL’』
なにわ男子が13日、全国アリーナツアー『なにわ男子 LIVE TOUR 2023’POPMALL’』の横浜アリーナ公演最終日を開催した。メンバー7人はアンコールを含めて全31曲を披露。同公演は5日間に及び計12万人を動員となった。
ツアーは7月27日からスタート。2ndアルバムのタイトルと同じ『POPMALL』は、なにわ男子が作り出す架空のショッピングモールのことで、ファンが開演を待ちわびる会場に突如、“ポッピン・クルー(アンサンブルキャスト)”が現われ、ワクワク感を誘った。そして、暗転するとPOPMALLで新発売されるアクリルスタンドの出荷作業を開始。パッケージがステージ上に設置された瞬間、ケースの中にメンバーが登場。会場中が大歓声に包まれた。
そして、道枝駿佑の「POPMALL へようこそ! 楽しんでいってね~」という声と共に同アルバムのリード曲『Poppin’ Hoppin’ Lovin’』でライブが幕開けした。メンバーたちが軽やかなダンスでステージを動き回り、藤原丈一郎が「横浜ラスト~。なにわ男子に負けるなよ~!」と呼びかけ、ファンをあおった。
さまざまなショップを巡るように、なにわ男子のバラエティーに富んだ楽曲とパフォーマンスを楽しめるのが今回の醍醐味。そのための仕掛けも随所に散りばめられていた。アリーナ中央に位置する円形のセンターステージをターンテーブルに見立てた演出では、長尾謙杜が床に手を当てDJのようにスクラッチ音を鳴らした。そして、巨大なレコードに大きな針を落とすと音楽が流れ出し、メンバー7人がヒップホップ曲『Tutti Frutti』で躍動感のあるダンスを見せた。
ライブ後半は一転、クールなダンスナンバーで観客をひきこんだ。ジャジーな『Missing』ではメンバーが表情を変えながら歌い踊り、西畑大吾と高橋恭平がカードゲームを繰り広げる映画のワンシーンのようなパフォーマンスを披露した。
西畑が作詞、大西流星が振り付けを担当した『ちゅきちゅきブリザート』は疾走感のあるダンス曲に韻を踏んだ言葉遊びやコミカルな表現を乗せた。そして、大橋和也は強い体幹で自身の体を操る動きを見せ続けた。
ラスト曲の前にはメンバーがあいさつ。長尾は「ここにいる1人でも欠けたら、今日のこのライブは作れていない」と話し、大橋は「自分を好きでいて、みんなを好きでいてください」と思いを伝えた。そして、かさを使ったライブオリジナルバージョンの振り付けで『ハッピー サプライズ』を歌い上げた。約10万個のカラーボールが天井から落とされ、カラフルでハッピーな空間と共にPOPMALLは閉店の時間を迎えた。7人はこの勢いのまま、10月29日、福岡公演でのツアーファイナルまで駆け抜ける。