俳優の橋本環奈が10月スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『トクメイ！警視庁特別会計係』（月曜午後10時）の主演に決定した。橋本は今月9日、2024年度NHK後期朝ドラ『おむすび』で主演を務めることが発表されたばかり。

　同ドラマは、警察組織経費削減の“トクメイ”を受けた女性警察官・一円（はじめ・まどか／橋本）が「捜査に金は必要だ！」と話す刑事たちと、時にぶつかり合い時に協力して、次々と起こる事件を解決へと導く新しい警察エンターテインメント。

　橋本が演じる一円（はじめ・まどか）は、緊縮財政の一環として所轄署の経費削減の特命（トクメイ）を背負い本庁から専任担当者として派遣されてきた特別会計係の警察官。刑事の捜査費を監督し、経費削減案を提案することで、現場の刑事たちを振り回す。ささいな数字のズレも見逃さず、一度ズレを見つけると気になって仕方なくなるきちょうめんな性格で、数字に関してめっぽう強いという役どころだ。

　橋本は『セーラー服と機関銃-卒業-』(2016)で映画主演デビュー。その後、役者業だけでなくバラエティー番組などでも活躍の幅を広げている。昨年末に放送された『第73回NHK紅白歌合戦』では司会を務めるなど人気の俳優だ。今月9日には2024年度NHK後期朝ドラ『おむすび』でヒロインを務めることが発表。初主演平成ギャルに挑戦する。NHKドラマ初主演に自身のX（ツイッター）では「来年は休みがないかも」と心境をつづっていた。

　今回の主演決定に橋本は「フジテレビ系連続ドラマ初主演ということですごくうれしかったです。刑事ドラマということでシリアスにやらなければいけないと思ったんですが……ちょっとふたを開けてみたらコメディー的な要素もあって撮影が今からとても楽しみです」とコメントを寄せている。