Netflix、“幽霊アカウント”自動退会の“神対応”にネット上歓喜「サブスク界の良心」
月額定額制の動画配信で人気のNetflixが21日(日本時間22日)、入会から1年ないし2年以上サービスを利用していない“幽霊アカウント”に対し、継続意思をメールあるいはアプリの通知により確認し、反応がない場合には継続手続きをキャンセルすると発表した。
「この新しいアプローチが、お客様の大切なお金の節約につながることを願っています」
月額定額制の動画配信で人気のNetflixが21日(日本時間22日)、入会から1年ないし2年以上サービスを利用していない“幽霊アカウント”に対し、継続意思をメールあるいはアプリの通知により確認し、反応がない場合には継続手続きをキャンセルすると発表した。
同社のホームページにてプロダクトイノベーションのエディ・ウー氏が「Netflixをしばらく利用していないメンバーのキャンセルをサポート」と題してブログを更新。“幽霊アカウント”がそのまま課金し続けることを防ぐため、入会から1年以上ないし2年以上サービスを利用していないアカウントに対し、継続を希望するかを確認のためのメール、またはアプリの通知を今週にも送ると発表した。そして継続意思の反応がない場合には自動的にキャンセルするという。
なお、自動キャンセルとなった場合でも、10か月以内に再開する場合であれば、お気に入り情報やプロフィール、パーソナライズされた各種設定、アカウント詳細は引き継いで使用できる。
同氏によると、“幽霊アカウント”数は、登録者数全体の0.5%に満たないわずか数十万人であるとされ、既に業績予想には組み込んでいるとのこと。
「この新しいアプローチが、お客様の大切なお金の節約につながることを願っています」と、ユーザーの立場にたった決定であると、明かしている。
同社は、4月21日(同22日)に発表された2020年第1四半期(1月~3月)の決算では新型コロナウイルスの影響による各国での外出自粛の影響を受け、有料会員数が前年比15%増となる1570万人増え、有料会員数が全世界で1億8300万人を超えた事を発表していた。
このユーザー視点に立った“神対応”はネット上でも話題に。ツイッター上では「休眠アカウント」がトレンド入りし、「Netflix、優良企業だった」、「他の企業も見習うべき」、「サブスクリプション界の最後の良心」、「スタンダードになって欲しい」、「良心的対応過ぎてなにか裏があるのかと疑うレベル」などの声があがっている。