メンバー不変で10周年のGENERATIONS 片寄涼太「これからも大切にしたいポイント」
今年デビュー10周年のGENERATIONSが、11日公開のホラー映画『ミンナのウタ』(清水崇監督)で、メンバー全員で主演している。それぞれが本人役として出演する新たな試みだ。グループとしては、9月より2つの全国ツアーを並行して開催予定。メンバーはメモリアルイヤーに何を思っているのか。ENCOUNTは、ボーカルの片寄涼太、パフォーマーの関口メンディー、佐野玲於にインタビュー。「後編」では、楽しくも真剣にGENERATIONSの「今後」を語っている。
インタビュー「後編」
今年デビュー10周年のGENERATIONSが、11日公開のホラー映画『ミンナのウタ』(清水崇監督)で、メンバー全員で主演している。それぞれが本人役として出演する新たな試みだ。グループとしては、9月より2つの全国ツアーを並行して開催予定。メンバーはメモリアルイヤーに何を思っているのか。ENCOUNTは、ボーカルの片寄涼太、パフォーマーの関口メンディー、佐野玲於にインタビュー。「後編」では、楽しくも真剣にGENERATIONSの「今後」を語っている。(取材・文=近藤加奈子)
――『ミンナのウタ』の裏エピソードを教えてください。
佐野「メンディーくんが泊まっていたホテルのベッドが非常に小さいことです。ホテルの部屋はすごく広いのに、メンディーくんのベッドがなぜかめっちゃ小さくて、その対比が面白かったです」
関口「ハミ出ちゃいましたね」
佐野「あれはセミダブルとかじゃないです。完全にシングルでした」
片寄「メンディーさんはシングルじゃ収まらない男。ですよね(笑)」
関口「収まらないです」
――ホラー映画にちなみ、「一番怖い」と思う人とは。
佐野「僕は子どもです。子どもは大好きなんですけど、『不思議なことを言い出すな』って思う瞬間があって。突然、『こうじゃん?』って小さい子が言うことに、『ハッ』とさせられたりするんです。あと、変なところを指差したり、見ていたりとか、僕も子どもの頃にそういうのあったなと思います。僕がかわいがっている親せきの子もそういうことをするんですけど、たまにめっちゃ怖くなります。第六感みたいなのが働いていると思うんですけど、『子どもにしか見えないものが見えているのかもしれないな』って」
――10周年以降、グループとしてどんな展開を思い描いていますか。
片寄「GENERATIONSの10周年のスローガンとして掲げている『集まれ!騒げ!繋がれ!』を自分たちなりのテーマとして、大切にしていくかもしれないです。自分たちのいる場所にいろんな方が集まり、みんなで楽しい思い出を作るっていうGENERATIONSらしさは今まで通り大切にしたいです。そして、日本のまだ行ったことのない場所にいる人にも感謝してもらえるような活動をしたいです。僕らが歳を重ねていく中で、それを追い求めていけたら良いなと思います」
――GENERATIONSは先輩グループのEXILEのようにメンバーを入れ替えながら、進化してく可能性はあるのでしょうか。
関口「それは考えたことなかったですね」
佐野「それはあるのかもしれないし、ないのかもしれない。分からないです。最近、『表現の幅って広いな』と思っていて、表立って何かを届けることだけが表現ではないと思うんです。僕は自分のことをざっくり、『表現者』と名乗っていますが、エンタメに携わること全般が“表現”なのかなと感じています。グループの新陳代謝じゃないですけど、もしかしたら、GENERATIONSの形が変わる可能性もあるかもしれない。ある意味、可能性を無限に持っているグループなので、この先どうなるのかは想像つかないですね」
片寄「何が起こるか分からないですからね。でも、10年間メンバーが変わらずやってこれたその貴重さは、メンバー自身が一番理解していると思います。それは10周年のタイミングで話に上がっていたので、これからも大切にしていきたいポイントでもあります」
――この3人で遊びに行くことはありますか。
一同「ええ~!」
関口「この3人だと…最近あるかな?」
佐野「最近はないですね。(関口をチラ見して)メンディーくんが相手にしてくれないので」
関口「いやいや、相手にしてないことはないだろ(笑)!」
佐野「僕的には『誘えよ!』って感じなんですけど」
関口「たまたま予定が合わないだけですからね(笑)」
佐野「いや、違うんですよ。最近はメンディーくんからのスケジュールのお伺いがなくなりました」
関口「確かに最近誘ってなかったかもね。じゃあ、あらためてこの3人で何かしようか」
佐野「この3人ってないですよね。3人で飲みに行くとか」
――今までもなかったのでしょうか。
片寄「ええどうだろう…? 思い出せばありそうな気もしないこともないですけど……」
佐野「ないこともないんですけど、昔過ぎて内容をよく覚えないんです」
片寄「ありそうな気はするけどね? 家飲みとか」
――この3人で飲みに行くなら幹事は誰にしますか。
片寄「え! 幹事って何やるんですか?」
関口「お店決めたり、時間決めたりとかじゃない」
佐野「なら俺にはできないっすわ~」
片寄「そうだね。多分、玲於には幹事は頼まないかな(笑)」
佐野「俺は全てを気にしないタイプなんですよ。だから、計画立てて2人を連れて行けないかも……」
片寄「そう言われると逆に気になりますけど(笑)」
関口「僕もあんまり気にしないけどね。けど、『幹事やるの好きかもしれない』って、最近気づいたんです」
片寄「楽しそうですけどね。メンディーさんが仕切ってくれたら、単純に人も集まりやすいと思います。向いてるんじゃないですかね」
佐野「安心して行けそうですよね。イベンター的な意味で」
片寄「確かにイベンター向きかも。メンディーさんのイベントって何となく面白そうですもんね」
佐野「なんかコースきっちり決まってそう」
片寄「(笑)。優しそうですよね!」
関口「いやいや。わがまま極まりない男ですよ」
片寄「じゃあ、メンディーさん、幹事お願いします!」
□GENERATIONS from EXILE TRIBE 7人組ダンス&ボーカルグループ。2012年11月21日にシングル『BRAVE IT OUT』でデビュー。メンバーは、ボーカルの片寄涼太、数原龍友、パフォーマーの白濱亜嵐、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太。今年はグループのデビュー10周年で、2つの全国ツアーを並行しながら開催。11月21日のデビュー11周年当日にミニアルバムをリリースする。
映画『ミンナのウタ』
監督:清水崇
出演:GENERATIONS 白濱亜嵐 片寄涼太 小森隼 佐野玲於 関口メンディー 中務裕太 数原龍友/早見あかり/穂紫朋子 天野はな 山川真里果/マキタスポーツ
ヘアメイク:寺本 剛(JYUNESU)
スタイリスト:吉田佳輔