上島竜兵さん、俳優志望だった 妻明かす「お芝居の仕事をいただくと、とてもうれしそう」

昨年亡くなったダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの妻でタレントの広川ひかるが10日、都内で書き下ろしエッセイ『竜ちゃんのばかやろう』(8月10日発売)の出版記念メディア向け発表会を行った。“俳優・上島竜兵”について人物像や知られざるエピソードを語った。

出版記念メディア向け発表会に参加した広川ひかる【写真:ENCOUNT編集部】
出版記念メディア向け発表会に参加した広川ひかる【写真:ENCOUNT編集部】

自宅ではセリフの練習も

 昨年亡くなったダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの妻でタレントの広川ひかるが10日、都内で書き下ろしエッセイ『竜ちゃんのばかやろう』(8月10日発売)の出版記念メディア向け発表会を行った。“俳優・上島竜兵”について人物像や知られざるエピソードを語った。

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 竜兵さんは寺門ジモン、肥後克広と共にトリオとして芸能界で長く活躍し、世間に親しまれた。ところが2022年5月11日、意識を失ったところを広川が発見。そのまま帰らぬ人となった。享年61。

 約28年間の夫婦生活を振り返って広川は、竜兵さんと「実は旅行とかにほとんど行ったことがない」と述べつつ、米ハリウッドへ行った思い出に言及した。「缶コーヒーのCMの撮影で、ハリウッドに撮影に行くことができたんですね。それがとっても印象深かった。海外旅行が嫌いな竜ちゃんでも、ハリウッドのスタジオで撮影できることがすごいうれしかったみたいで、とても楽しそうにしていたのを思い出します」と述懐。

 次いで「トミー・リー・ジョーンズさんと共演したんですけど、彼(竜兵さん)は実は俳優志望だったので、そういうハリウッドスターと共演ということに、本当に喜んでました。撮影所に空気感とか、本当に感激してました。『またいつか一緒に来たいね』『ハリウッドで撮影できるようなお仕事をさせていただいきたいね』という話をしていたけど、それっきりになってしまいました」と話した。

 俳優としての竜兵さんについて広川は「もともと俳優志望だった。お芝居の仕事をいただくと、とてもうれしそうでした。好きなドラマにゲストで呼んでいただいたりして。すごく喜んでいました。著書にも書いたんですけど、私もセリフ合わせに付き合わせてもらったりした。いい思い出になっています」と語ってほほ笑んだ。

 竜兵さんの妻である広川は1988年、フジテレビ系の『発表日本ものまね大賞』で優勝して芸能界入り。94年に竜兵さんと結婚し、結婚後は一時主婦業に専念するが、その後ものまね番組や情報番組のリポーターなどで活動してきた。

 今回の初著書は、芸名の「広川ひかる」ではなく、「上島光」名義で上梓。不幸が起きるまでの過程や葬式に集った有吉弘行や劇団ひとりら大物芸能人たちの反応、その前後の自身の心境や乳がん発症、竜兵さんの私生活、遺書など、広川の判断において発表できうるかぎりの内容を赤裸々に告白している。

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