故・上島竜兵さん、おでんは大好物 外出先では我慢「まわりの目が気になって」

昨年亡くなったダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの妻で、タレントの広川ひかるが10日、都内で書き下ろしエッセイ『竜ちゃんのばかやろう』(8月10日発売)の出版記念メディア向け発表会を開催。竜兵さんの知られざる側面などを語った。

出版記念メディア向け発表会に登壇した広川ひかる【写真:ENCOUNT編集部】
出版記念メディア向け発表会に登壇した広川ひかる【写真:ENCOUNT編集部】

家では適温の卵を用意

 昨年亡くなったダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの妻で、タレントの広川ひかるが10日、都内で書き下ろしエッセイ『竜ちゃんのばかやろう』(8月10日発売)の出版記念メディア向け発表会を開催。竜兵さんの知られざる側面などを語った。

 竜兵さんは寺門ジモン、肥後克広と共にトリオとして芸能界で長く活躍し、世間に親しまれた。ところが2022年5月11日、意識を失ったところを広川が発見。そのまま帰らぬ人となった。享年61。

 広川は、自身が最も好きな竜兵さんのギャグを問われて「けんかしてチュー。なんか好きでしたね」と答え、夫婦げんかをした際に実際やっていたのかと報道陣に問われると「してきそうになったことはありますけど、『そうはいかないよ』って顔をバシンとやったりしました」と笑った。

 他方、『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系、1983年~99年放送)にて熱湯コマーシャルに度々出演していた竜兵さん。広川さんは、竜兵さんが「本当に熱いお湯に入るのが好きだった」と明かし、「私はぬる湯好きだったんで、(お風呂のお湯を)39度くらいにしていたんですけど、うっかり竜ちゃんの温度設定になっているお風呂に入ってしまったことがあった。それが45度くらいにしているんですね。39度のつもりで入って『アチャチャチャチャッ!』となることがしょっちゅうあった。それでけんかになることもありました。『仕事熱心なのは大概にしてくれ! 練習するのはやめてくれ!』と言いました」と話した。

 報道陣から熱湯コマーシャルの収録に向けた練習だったのかと質問されると「たぶん耐性をつけるために」と認めつつ、「急に熱いお風呂に入ったらだめだ、ということで日頃の努力をしていたんじゃないでしょうか。知らないけど」と笑った。

 さらに「実は、おでんは大好物だったんですよ」と告白。「本当は外でもおいしくおでんを食べたい人だったんですよ。でもやっぱり外だと、店員さんやまわりにいるお客さんの目が気になって普通に食べられないので我慢してました。本当は、卵なんかも、一回吹き出すんじゃなくて、ちゃんと食べたかった。家では、ほどよい温度のものをよく作っていました」と述懐した。

 竜兵さんの妻である広川は88年、フジテレビ系の『発表日本ものまね大賞』で優勝して芸能界入り。94年に竜兵さんと結婚し、結婚後は一時主婦業に専念するが、その後ものまね番組や情報番組のリポーターなどで活動してきた。

 今回の初著書は、芸名の「広川ひかる」ではなく、「上島光」名義で上梓。不幸が起きるまでの過程や葬式に集った有吉弘行や劇団ひとりら大物芸能人たちの反応、その前後の自身の心境や体調、竜兵さんの遺書など、広川の判断において発表できうるかぎりの内容を赤裸々に告白している。

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