加藤浩次、黒川氏の訓告処分をバッサリ「早く終わらせたいのが“見え見え”」
日本テレビの情報番組「スッキリ」は22日、賭け麻雀で訓告処分を受けた東京高検の黒川弘務検事長について取り上げた。
「こういう事にみんな敏感。世の中が納得しない時代」
日本テレビの情報番組「スッキリ」は22日、賭け麻雀で訓告処分を受けた東京高検の黒川弘務検事長について取り上げた。
黒川検事長は21日、緊急事態宣言中に賭け麻雀をしていた事を認め辞表を提出。法務省から訓告処分を受けた。番組では、人事院の規定には賭博をした職員は、「減給」または「戒告」と記されているが、「戒告」よりも軽い「訓告」の判断に批判の声も上がっていると伝えた。
VTRを見たMCの加藤浩次は、「法務省が(黒川検事長から)自供をもらって、すぐ答えを出したというのが、僕はちょっと理解できなくて」と切り出し、「すぐ(処分を)出して終わらせようと言うのが、“見え見え”なところがある。今の世の中って、こういう事にみんな敏感に反応する。『すぐ終わらせようとしているだけじゃん』『この話もなくしてしまいましょうって事なんでしょ』と思ってしまうような疑惑、そして、そういったものを膨らませるような、結果や答えの出し方のような、僕はそういう気がするんですけど」と疑問を呈した。
コメンテーターとして出演した弁護士の菊地幸夫氏も加藤のコメントに反応し「おっしゃる通りです。普段検察官というのは、捜査をして証拠を揃えて、処罰について裁判所に提出するという立場です。ですから自らの身から、そういう事が出た場合は、自分たちが普段やっている以上に慎重に、公明正大に調査をして、その結果をちゃんと公表する。そういう手続き的な明確さも要求されるんじゃないでしょうか」と説いた。
加藤は続けて「そうじゃないとやっぱり世の中が納得しない時代ですからね。逃げようと思っても逃げられませんよ」と語った。