オーバーヘッドで肩の骨を粉砕、日向小次郎VS若林源三…『キャプテン翼』“ケンカ迷場面”

1981年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載がスタートして以来、多くのファンから愛されている『キャプテン翼』(作:高橋陽一)。2023年10月には『キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編』が放送されるとあって注目が集まっている。そんな『キャプテン翼』の主人公・大空翼は明るく前向きな性格で、みんなのお手本になるような選手だ。彼に影響されてサッカーを始めた人も少なくない。そんな翼がケンカに臨んだと聞くと驚く人も多いのではないだろうか。今回は翼をはじめとする人気キャラクターの、思わずレッドカードを出したくなるケンカシーンを3つ紹介しよう。

主人公・翼くんのケンカの理由とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
主人公・翼くんのケンカの理由とは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

誰もが憧れる主人公・翼くんがケンカ?

 1981年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載がスタートして以来、多くのファンから愛されている『キャプテン翼』(作:高橋陽一)。2023年10月には『キャプテン翼シーズン2 ジュニアユース編』が放送されるとあって注目が集まっている。そんな『キャプテン翼』の主人公・大空翼は明るく前向きな性格で、みんなのお手本になるような選手だ。彼に影響されてサッカーを始めた人も少なくない。そんな翼がケンカに臨んだと聞くと驚く人も多いのではないだろうか。今回は翼をはじめとする人気キャラクターの、思わずレッドカードを出したくなるケンカシーンを3つ紹介しよう。

 翼のケンカシーンを読むことができるのは、コミックス第36巻だ。中学校卒業を控えた翼の前に、ボクシング部の神田幸志がやってくる。小学生時代から翼を応援しているヒロインの中沢早苗を自分のものにしようと、決闘を申し込むためだ。

 早苗を神田に渡すわけにはいかないと、翼は退部届を顧問に提出し、決闘の場に現れる。早苗が決闘をやめさせようと叫ぶ中、神田はボクシング仕込みの一撃を翼にくらわすと、連打で殴りつづける。劣勢の翼は、一瞬の隙をつき「オーバーヘッドキック」の要領で、神田の肩に一撃を加える。肩の骨が砕けた神田は負けを認め、その場を去るのだった。

 この決闘をきっかけに、翼と早苗の距離は大きく近づくのだが、その内容はぜひ原作漫画にて確かめてほしい。

 翼のケンカは珍しいが『キャプテン翼』の登場キャラで、血の気が多いといえばパワープレーのフォワードで有名な日向小次郎だろう。小次郎のケンカシーン1つ目は、コミックス第6巻の小学生編でのワンシーンだ。彼はよそ見をしてぶつかった、サッカーチーム「ふらの小」のキャプテン・松山光に対して平手打ちを繰り出した。負けじと松山も胸ぐらをつかんで応戦しようとする。当時、大会期間中だったとあって、血の気が多かったということなのだろうか。

 さらに、小次郎は中学生になっても落ち着くことなく、名ゴールキーパー・若林源三と殴り合いのケンカをしてしまう。「全日本のサッカーは欧州では通用しない」という若林の言葉に血がのぼり、小次郎は若林に殴り掛かる。若林のカウンターが決まった後は、お互い殴る蹴るの連続で、とてもサッカー選手とは思えないほどだ。このケンカの後、全日本チームがどのようにして立ち直っていくのかが見どころである。

 翼も小次郎も、ケンカのシーンが描かれたのは小・中学生時代で、若気の至りとも捉えることができる。10月から放送される新アニメでは、どのようなバトルが見られるのか、放送が待ち遠しい。

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