前田敦子、アイドル復活 フリフリ衣装でAKB48時代を彷彿…『季節のない街』場面写真が解禁

宮藤官九郎が初の企画・監督・脚本を務め、9日からディズニープラスで全話一挙独占配信されるドラマ『季節のない街』(全10話)のステージ映像と場面写真が8日に解禁された。前田敦子がご当地アイドルを演じるシーンも明らかとなった。

『季節のない街』に出演した前田敦子【写真:(C)2023 Disney and related entities】
『季節のない街』に出演した前田敦子【写真:(C)2023 Disney and related entities】

ご当地アイドル「べじっ娘」の“カイワレちゃん”を熱演

 宮藤官九郎が初の企画・監督・脚本を務め、9日からディズニープラスで全話一挙独占配信されるドラマ『季節のない街』(全10話)のステージ映像と場面写真が8日に解禁された。前田敦子がご当地アイドルを演じるシーンも明らかとなった。

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 本作は、宮藤が長年温めてきた企画で、山本周五郎の小説『季節のない街』の映像化。黒澤明監督によって『どですかでん』のタイトルで映画化され、1970年に公開されたことでも知られる不朽の名作だ。この傑作小説をベースに、本作では、舞台となる「街」を、12年前に起きた“ナニ”の災害を経て、建てられた仮設住宅のある「街」へ置き換え、現代の物語として再構築している。希望を失いこの「街」にやってきた主人公が、「街」の住人たちの姿に希望をみつけ、人生を再生していく青春群像エンターテイメントとして描く。

 本作の主人公で、街の住人を観察し、それを報告して収入を得るために街に潜入した半助こと田中新助を、宮藤組初参加となる池松壮亮、半助を街の青年部に引き入れるタツヤを仲野太賀、タツヤと同じく青年部のメンバーで酒屋の息子・オカベを渡辺大知が演じ、3人が所属する青年部が仮設の「街」での物語をリードしていく。

 また、宮藤が初めて“企画”とクレジットされる本作には宮藤組の常連から初出演まで超豪華なキャストが大集合。14年ぶりに小田茜が俳優復帰していることでも話題になっている。

 この度解禁されたのは12年前の“ナニ”の災害で建てられた仮設住宅に暮らしながら5人の子どもを育てるみさお(前田)と、みさおの心優しい夫・良太郎(塚地武雅)の出会いのきっかけとなる、ドラマの現時点から約9年前の映像。

 まだ高校生のタツヤとオカベの通う学校の校庭に建てられた仮設住宅へ慰問にやってきたのは、ご当地アイドル「べじっ娘」の面々。メンバーがトマト・ナス・にんじん・キャベツとメジャーな人気野菜をモチーフにした衣装に身を包み、被災者へご飯を配る中、イマイチ不人気なカイワレを配っているのが前田演じる“カイワレちゃん”ことみさおだ。

 割り当てられた“野菜”は不遇ではあるものの、一度ステージに立てば現役アイドルさながら、「べじっ娘」のカイワレちゃんとしてセンターで決めポーズを決める姿は、不動のセンターとして輝いていたAKB48時代の前田をほうふつとさせる。そんなカイワレちゃんのステージを“カイワレ”を振り回しながら一心不乱に応援しているのは、塚地演じる優しい青年・良太郎。実際にアイドルファンを公言している塚地だからこそ説得力のあるシーンだが、一方でこのあとの12年間の間にアイドルと、ファンという関係から夫婦としてどう発展していくのか。

 満面の笑みを見せる良太郎と、良太郎に寄り添うカイワレちゃん時代のみさおのオフショットや高校生時代のタツヤとオカベを囲んだ「べじっ娘」のメンバーとの記念写真、そして輝きを放つ12年前のカイワレちゃんと5人の母親となった現在のみさおの姿を収めた場面写真も解禁。現在は、女優として活躍の場を広げる前田の貴重なアイドル姿と、その姿を見守る本物のアイドルファンの塚地が生み出すリアルなステージシーンに注目だ。

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