鈴木亮平、2年ぶり日曜劇場主演『下剋上球児』 甲子園で売り子アルバイトの過去を告白

俳優の鈴木亮平が10月から始まるTBS系連続ドラマ『下剋上球児』(日曜午後9時)で主演を務めることが6日に分かった。日曜劇場の主演は『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来、約2年ぶりとなる。

鈴木亮平が『下剋上球児』で主演【写真:(C)TBS】
鈴木亮平が『下剋上球児』で主演【写真:(C)TBS】

弱小野球部の顧問役「未経験なので目下練習中です!」

 俳優の鈴木亮平が10月から始まるTBS系連続ドラマ『下剋上球児』(日曜午後9時)で主演を務めることが6日に分かった。日曜劇場の主演は『TOKYO MER~走る緊急救命室~』以来、約2年ぶりとなる。

『下剋上球児』は高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描く、ドリームヒューマンエンターテインメント。今回、鈴木が演じる主人公の南雲脩司(なぐも・しゅうじ)は、三重県立越山(えつざん)高校に赴任して3年目の社会科教員。大学まで野球一筋でやってきたものの、けがをきっかけに引退。大学中退後はスポーツトレーナーとして働いていたが、教師になる夢を捨てきれず、32歳で大学へ再入学し教師になった。

 教員生活を送る中、地元の大地主の孫が入学したことを機に、廃部寸前の弱小野球部の顧問を担当することになり、日常が一変する。プライベートでは2児の父であり、妻と共働きで義父と同居しており、家庭のことも積極的にこなす一面もある。

 これまで、暴力団の組長、漫画家、救命救急医、テレビ局員の政治記者など個性が強くクセのあるキャラクターを演じることの多かった鈴木。本作では珍しく、一見どこにでもいそうな“ごく普通”の教師を演じる。野球部に関わることで変わっていく南雲を、数々のキャラクターに命を吹き込んできた鈴木がどのように演じるのか。新たな一面に期待が高まる。

 鈴木は「2年ぶりの日曜劇場ですが、毎回出演するときはいつも以上に皆様に作品を届けられるよう、自分のできる限りの力を尽くしてやると決めています」と心境を告白。「役作りにあたって、僕自身、野球は未経験なので目下練習中です!」と撮影に向け、既に練習に取り組んでいるとした。

 続けて、「実は甲子園球場で2年間ビール売りのアルバイトをしていたのですが、夏の甲子園になると毎試合、負けてしまうチームがあって、そこで彼らの夏が終わってしまうという姿を見てきました」と自身の経験を振り返り、「毎週見てくださる皆様に感動をお届けできるように、そして球児役の子たちのキラキラした姿、頑張るっていいな、好きなことに一生懸命になるってこんなにかっこいいんだという姿をお届けできればと思います」と意気込みを明かした。

 今作を手掛けるスタッフ陣は、『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』『最愛』『MIU404』『アンナチュラル』をはじめ、多くのTBSの人気ドラマを世に送り出してきた新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督。多くのドラマファンに愛される2人のタッグによる初の日曜劇場枠の作品となる。

 さらに、2人の作品の脚本をこれまでも数々手掛けてきた奥寺佐渡子がストーリーを紡いでいく。3人が手掛けた『最愛』は、第59回ギャラクシー賞テレビ部門選奨、東京ドラマアウォード2022の作品賞連続ドラマ部門グランプリなど数多くの賞を受賞し、高評価を得た。心のひだの部分にも光を当て、登場人物のリアリティーと深い描写力が光る最強チームで送る新たな日曜劇場作品となっている。

 今後、鈴木演じる南雲を取り巻く家族や同僚、生徒を演じる多彩な俳優陣を随時発表していくとのことだ。

※同ドラマは『下剋上球児』(カンゼン/著:菊地高弘)にインスピレーションを受け企画したが、登場する人物・学校・団体名・あらすじはすべてフィクション。

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