【トリリオンゲーム】第4話で“ハル”目黒蓮が見せたダークサイド 「ゾクゾクした」「別人だった」
Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系連続ドラマ『トリリオンゲーム』(金曜午後10時)の第4話が、4日に放送された。
引き抜いた仲間は金を集めるための“飾り”?
Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系連続ドラマ『トリリオンゲーム』(金曜午後10時)の第4話が、4日に放送された。
同作は、「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載中の同名漫画(原作:稲垣理一郎、作画:池上遼一)が原作。目黒演じる“世界一のワガママ男”のハルこと天王寺陽と、“気弱なパソコンオタク”のガクこと平学(佐野勇斗)がゼロから起業し、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで「この世のすべてを手に入れよう」と成り上がっていく。
今回は、ハルのダークサイドな一面が話題になっている。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
株式会社トリリオンゲームを立ち上げたハルとガク、社長の高橋凜々(福本莉子)が考案した「人力AI」を使ったフラワーショップ「ヨリヌキ」は、新宿・歌舞伎町でのプロモーションが功を奏し爆発的な人気となる。しかし日本最大のIT企業「ドラゴンバンク」が、「ヨリヌキ」の仕様を完全にまねした「花ヴィーナス」をリリース。「花ヴィーナス」は大々的にメディアに取り上げられ、「ヨリヌキ」と契約した密園フラワーの売上は激減した。
そこでハルは“ソシャゲ”(ソーシャルゲーム)開発を思いつく。経営危機に陥っている弱小ゲーム会社「SAKUSAKULAB」の社長・桜心護(原嘉孝)と、社員の斜森太郎(前野朋哉)、二葉小梢(安斉星来)、巨椋優人(小平大智)を引き抜き、ゲーム開発に乗り出した。
ハルはドラゴンバンクを訪れた際、エレベーターで社長の黒龍一真(國村隼)と鉢合わせる。「花ヴィーナス」について遠回しに嫌味を伝えるハルに黒龍は、「真の勝者はアイデアのある人間ではなく、そのアイデアを利用して利益をあげることのできる人間」と言い放つ。「勝つためなら何をしてもいいということですね」と尋ねるハルに、黒龍は「小さいものは、大きなものに吸収され淘汰(とうた)される。それが資本主義の基本原理」と言い切り、「素晴らしいアイデアだったね」と冷笑して去って行った。黒龍こそが「ヨリヌキ」のまねを指示した人物だと見抜いたハルは、「あいつだったのか」と冷たい目で後ろ姿を見つめるのだった。
ハルは桜たちに、ドラゴンバンクの人気ゲーム「ドラゴン娘」をヒットさせた名プロデューサー“世界の堀本”を引き抜くと宣言する。投資家を集めたゲーム開発説明会の場に実際に堀本を連れて来たハル。堀本がトリリオンゲームでゲームをプロデュースすることを発表すると、投資家は次々と出資しメディアも大々的に取り上げた。その結果、トリリオンゲームは20億円の資金を集めることに成功した。
巨額の資金を手に入れ、これから本格的にゲーム開発ができると喜ぶガクと凜々、桜たち。特に弱小ゲーム会社時代に目的を失いかけていた桜たちは、“世界の堀本”と仕事ができることに感激していた。しかしガクは、ハルから真相を聞いて戸惑う。
実は“世界の堀本”は実在しておらず、すべてハルが仕組んだものだった。ドラゴンバンクが自社のゲーム開発者の情報を明かしていないことを逆手にとり、買い取ったSNSアカウントと合成写真、自作ニュース記事を駆使して、“世界の堀本”が実在するように仕向けていた。ウソの情報で話題を作りメディアを味方につけたのだ。
困惑するガクにハルは、「ソシャゲ作りは金を作るためのダミーだ。つっても、投資家連中の手前、やっつけでもいいからテキトーなゲーム作んねーとな。そのための桜たちだ」と淡々と説明する。「桜さんたちは20億円を集めるためだけの飾りだったってこと……?」とショックを受けるガクに、ハルは「メディア帝国を作る」と真の狙いを明かす。ゲームを作っても再びまねされると考えたハルは、「潰されないためにはメディアの力が必要」と説明する。「2度と同じ負けは食らわねぇ。どんな悪い手使ってでもな」と語る目は鋭かった。
普段お調子者のハルの裏側に、SNS上では、「第4話でついにダークなハルが登場」「なるほど。実はめちゃくちゃ腹立ててたんやハル」「復讐のために動き出した、目に光のないハルの悪い顔にゾクゾクした」「今日のハルくん、別人だった」といった声が上がっている。