『シン・エヴァ』配給の仕掛け人が東映退社、映画会社を立ち上げ 『孤狼の血』も手がける
映画・映像を中心とした事業を展開する新会社『株式会社K2Pictures(ケーツーピクチャーズ)』が4日、今月1日から事業を開始したことを発表した。代表取締役CEOを務めるのは、元東映で『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の配給に携わるなど手腕を発揮した紀伊宗之氏。
『犬鳴村』シリーズ、『シン・仮面ライダー』も担当
映画・映像を中心とした事業を展開する新会社『株式会社K2Pictures(ケーツーピクチャーズ)』が4日、今月1日から事業を開始したことを発表した。代表取締役CEOを務めるのは、元東映で『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の配給に携わるなど手腕を発揮した紀伊宗之氏。
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東京・銀座に所在地を構える同社は、資本金1億9012万円(資本準備金含む)。事業内容は「映画、映像の製作及び制作請負と付随する事業全般」としている。
紀伊氏は、1970年、兵庫・西宮生まれ。東映映画興行入社後、広島、大阪での劇場勤務を経て、会社設立直後の株式会社ティ・ジョイへ出向。劇場支配人を務めたあと、新宿バルト 9の開業に関わり、同社エンタテイメント事業部へ異動。『春との旅』(2010年)、『放課後ミッドナイターズ』(12年)のプロデュースや、『佐賀のがばいばあちゃん』(06年)、『009 RE:CYBORG』(12年)、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(同年)の配給を行う。また、国内初のライブビューイングビジネスを立ち上げ事業化。
14年に東映株式会社映画企画部へ異動。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』(21年)を配給。プロデューサーとして『犬鳴村』シリーズ(19年~)、『孤狼の血』シリーズ(18年、21年)、『シン・仮面ライダー』(23年)、『リボルバー・リリー』(同年)などを手がける。東映映画企画部ヘッドプロデューサーを務めていた23年4月に退職した。
また、取締役として、香田哲朗氏(株式会社アカツキ共同創業者・代表取締役CEO)、シュミット・フレデリック・カツロ氏(ベントール・グリーンオーク株式会社代表取締役会長)の就任も発表された。
主な株主は、株式会社アカツキ、合同会社NORTH、株式会社カラーなど。