NHKは4日、俳優・高橋努が大河ドラマ『どうする家康』（日曜午後8時）に嶋左近役で出演すると発表した。高橋は大河ドラマ3作目の出演。演じるのは、三成（中村七之助）がその才覚にほれ込み、三顧の礼をもって召し抱えた武将。三成が佐和山城へ蟄居に追い込まれた際も付き従い、打倒家康の志を共にする。逆境においてこそ、真価を発揮する男。

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　高橋は演じる人物についてコメント。

「嶋左近、まずは謎多き人物という印象です。武将として有名でカリスマ性もある人物なので、どこかキレのある芝居ができればと思っています。松本潤さんとは長年お酒を酌み交わしてきた仲ですが、初共演で、更に『どうする家康』の世界に入れることがうれしく光栄です」

　これまで出演した大河ドラマの現場で、印象に残っていることも紹介した。

「『西郷どん』の際、ロケで初めて奄美大島に行けたこと、そして島人のことばの難しさ(字幕が出ていた)、全身の日焼けメイクを落とす大変さが印象に残っています（笑）」

　これまで度々古沢作品に出演している。『どうする家康』に関して楽しみにしていることはあるだろうか。

「古沢作品は映画で2作品出演しました。ひとつはチンピラ、もうひとつは池田恒興という武将で、どちらもコメディータッチで描かれた役でした(私がそう演じただけかもしれませんが)。今回はト書きに『寡黙な』と書かれていたので、古沢さんが考える寡黙をどう表現できるかがキーの一つのような気がしています」

　あるじである三成役の中村七之助とのシーンが多くなるかと思われる。楽しみにしていることはあるだろうか。

「中村七之助さんはやはり立ち姿、佇まいが確実に良いはずなので、私は違った雰囲気が出せればいいかと。三成への忠誠心や三成との仲がどういうものであったか、一緒に作っていけたらいいなと思います」