【どうする家康】宅麻伸が前田利家役で7作目大河「知る限りの人物像を心に」
NHKは4日、俳優・宅麻伸が大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)に前田利家役で出演すると発表した。宅麻の大河出演は7作目。演じる前田利家は秀吉(ムロツヨシ)の若き頃よりの友人。加賀の大大名で、豊臣家臣の中で圧倒的な軍事力を持つ“五大老”の一人。武勇に優れ人望厚く、家康も信頼を寄せる。秀吉の死後、加藤清正(淵上泰史)ら武断派と石田三成(中村七之助)ら文治派の対立を収めようと試みる。
秀吉の友にして、豊臣政権の良心
NHKは4日、俳優・宅麻伸が大河ドラマ『どうする家康』(日曜午後8時)に前田利家役で出演すると発表した。宅麻の大河出演は7作目。演じる前田利家は秀吉(ムロツヨシ)の若き頃よりの友人。加賀の大大名で、豊臣家臣の中で圧倒的な軍事力を持つ“五大老”の一人。武勇に優れ人望厚く、家康も信頼を寄せる。秀吉の死後、加藤清正(淵上泰史)ら武断派と石田三成(中村七之助)ら文治派の対立を収めようと試みる。
宅麻は演じる人物の印象についてコメント。
「前田利家が槍使いの名手であったことなどは描かれてはいませんが、家康との関係を含めて知る限りの人物像を心に……演じられたらと思っています」
利家に対してどんなイメージを抱いているのか。
「やはり、秀吉の友と言える数少ない武将。豪快でありながら強さを秘め、冷静に物事を見る力を備える人物のイメージを持っています」
2006年『功名が辻』以来の大河ドラマ。久々の大河の現場はどうだろう。
「久々の大河出演、出演者の方々とともにセットの素晴らしさ…いつ来ても感動します」
これまで石田三成や松平信康ら家康とゆかりの深い役を演じてきた。過去の大河で、特に思い出深いエピソードも紹介。
「『徳川家康』の時、切腹を命じられた信康が雨の中、父を訪ね家康と父子の別れを寡黙ながらも話す場面は、今も思い出すほど記憶に残っています。家康の背負う物の大きさをあらためて感じる場面でした」
家康役の松本潤と共演しての感想はどうだろう。
「こんなに綺麗な狸はいないだろうと思いながらも新たな家康像として見させていただいていますが、利家が去った後、本領発揮の家康とやれないのが残念です」