加藤浩次、権力と大手新聞社の“密”な関係性に疑問「こんな古いことをやっていたらダメ」

日本テレビの情報番組「スッキリ」は21日、東京高検の黒川弘務検事長が辞任の意向を固めたことを報じ、一連の問題を取り上げた。

加藤浩次【写真:Getty Images】
加藤浩次【写真:Getty Images】

「記者と立場のある人がマージャンや飲み会をやる。その中でスクープを取る大義名分があることもわかる」

 日本テレビの情報番組「スッキリ」は21日、東京高検の黒川弘務検事長が辞任の意向を固めたことを報じ、一連の問題を取り上げた。

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 黒川検事長は、緊急事態宣言の発令下に産経新聞記者や朝日新聞社員と賭けマージャンをしていた疑惑を週刊文春の電子版に報じられた。番組でも一連の流れをまとめたVTRや関係者のコメントを放送した。

 MCの加藤浩次は、「一番ポイントになってくるのは検事長という立場、新聞社の記者・元記者という立場。緊急事態宣言でみなさん家の中にいるということを知っていて、そういったことを報じなければいけない人が、まったく不要不急でもないところにみんな集まって密を作ってマージャンをやる。わかっているだけでも今月だけでも2日ある。この意識の低さがまず問題だと思う」と指摘した。

 加藤は続けて、「記者と立場のある人がマージャンや飲み会をやっている。その中でスクープを取るという大義名分があることもわかる。健全にしっかりと分けてやっている記者もいるかと思いますが、こういう状況はもうナンセンスなんだと思います。こんな古いことをやっていたらダメですよ。いつまでやっているのと僕は思っちゃう」と疑問に思っていることをぶつけた。

 スタジオに出演した日本テレビ報道局社会部解説委員の下川美奈氏は、「マージャンは関係性を親密にするツールとして使われたと言われており、昔の事件記者を描くドラマの中でも出てきます。ある種の古い習慣と、現在の状況を少なくとも切り離さなければならないです」と語った。

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