俳優の堺雅人が主演を務め、阿部寛が共演するTBS系連続ドラマ『VIVANT』（日曜午後9時）の第3話が、30日に放送された。

　同作は、日曜劇場『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズなどの大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の原作・演出による完全オリジナルストーリー。堺と阿部のほか、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、林遣都、竜星涼、高梨臨、飯沼愛、迫田孝也、山中崇、橋本さとし、小日向文世、檀れい、濱田岳、林泰文、馬場徹らが出演するほか、声優の林原めぐみ、歌舞伎俳優の坂東彌十郎、ミュージカル俳優の吉原光夫、河内大和など、さまざまなジャンルから豪華キャストが出演。モンゴル出身の俳優やハリウッド俳優など国際色豊かなキャストも発表されていたが、ストーリーに関しては事前に詳細が明かされていなかった。

　今回は、堺演じる丸菱商事エネルギー事業部第二課課長・乃木憂助の同期で第一課課長の山本巧（迫田孝也）が活躍。乃木に協力する姿に、視聴者から「疑ってごめん」と声が挙がっている。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　1億ドル（約140億円）の誤送金問題の濡れ衣を着せられバルカ共和国に飛んだ乃木は、“世界中を巻き込む大きな渦（うず）”に関わってしまう。地元警察に追われ続けるも、警視庁公安部・外事第4課・野崎守（阿部）の助けのもと、世界医療機構の日本人医師・柚木薫（二階堂）とともに、なんとか日本に帰国することができた。

　しかし、帰国した乃木は丸菱商事内で誤送金問題の犯人とされ、針のむしろ状態に。そんな中、野崎は警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太（濱田岳）に丸菱商事の送金処理システムを調査させた。乃木が申請フォームで1千万ドル（約14億円）の額を確認し送信ボタンを押した後、なぜか金額が1億ドル（約140億円）になっていたことから、東条はシステムそのものが改ざんされたと推測する。

　過去に丸菱商事の送金処理システムを作っていた東条は、別のサーバーに履歴がコピーされる機能をつけていた。東条と野崎は、丸菱商事のデータセンター内のサーバールームに入ってデータをコピーしてくるよう指示する。データセンターには情報システム部の人間しか入れないため、乃木は“信頼できる人間”として同期で元情報システム部の山本に協力を依頼する。

　乃木は「実は俺、バルカで日本の諜報員に間違えられたんだ」とバルカで起きた出来事を山本に伝える。山本は疑うことなく、「諜報員っていうと、公安か、“別班”っていうのもあるな」と答え、別班についても知っていた。乃木はバルカでテロ組織から別班に間違えられたことや、爆破事件に巻き込まれ地元警察に追われたこと、公安の野崎に助けられ協力していることも伝える。野崎からの頼みでサーバールームに入りたい旨を伝えた乃木は、山本に協力を仰ぐ。

　このシーンにSNS上では、「その迫田さんは信用して大丈夫なの……？」「迫田さん、別班なんて知ってるの怪しくないですか」「迫田さんはホントに信じでいいのか？」「迫田さんがただの良い友人役で終わる訳はないと思っているのですが、違うでしょうか？」と不安になる声が。

　その後、乃木は山本の献身的な協力によってサーバールームに侵入しデータをコピーすることに成功。システムを書き換えた犯人が財務部の太田梨歩（飯沼愛）であることを突き止めた。

　SNS上では、「迫田さんグッジョブすぎたね」「迫田さん疑ってごめん」「絶対いつか裏切るから、情報教えちゃダメじゃんて思いました、ごめんなさい」「ここまで協力してくれるなら違うかー。迫田さんすみません」と謝罪の声が。一方で、「まだ信用できんなー」「素直に『ただの同僚』として見れない節ある」「まだ迫田さんの山本を信じていない」と疑う声も挙がっている。