Snow Manの目黒蓮が主演を務めるTBS系連続ドラマ『トリリオンゲーム』（金曜午後10時）の第3話が28日に放送された。今回は、「ドラゴンバンク」の社長令嬢“桐姫”こと黒龍キリカ(今田美桜)がホストクラブで頼んだ缶ビール代が話題になっている。

　同作は、『ビッグコミックスペリオール』（小学館）で連載中の同名漫画（原作：稲垣理一郎、作画：池上遼一）が原作。目黒演じる“世界一のワガママ男”のハルこと天王寺陽と、“気弱なパソコンオタク”のガクこと平学（佐野勇斗）がゼロから起業し、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル（トリリオンダラー）を稼いで「この世のすべてを手に入れよう」と成り上がっていく。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

「株式会社トリリオンゲーム」を立ち上げたハルとガクは、高橋凜々（福本莉子）を社長に任命し、「人力AI」を使ったフラワーショップ「ヨリヌキ」を開発。「祁答院ベンチャーキャピタル」の社長・祁答院一輝（けどういん・かずき／吉川晃司）に約束した「1か月で売上300万円達成」を果たし祁答院から老舗チェーン「密園フラワー」の社長・密園雫（余貴美子）を紹介される。

　密園社長から、契約するには「1か月の売上2000万円」という条件を出された3人は、フラワーギフトの最大市場である新宿・歌舞伎町に目をつける。ホスト客にヨリヌキで花を買って贈ってもらうため、ハルとガクはホストになって宣伝することに。

　しかしナンバー1ホストのヒロト（黒羽麻璃央）に、ホストになった理由が別の金もうけのためだと知られてしまう。ヒロトは2人に追放を命じるが、ハルはナンバーワンホストが店のルールを決めると聞き、「自分が今月の売上トップになる」とナンバー1ホスト対決を申し込む。

　密園フラワーがドラゴンバンクから買収を持ちかけられていることを知ったハルは、桐姫のもとを訪れる。ホストの名刺を見せたハルは、桐姫に「ワンナイトの約束覚えてるか？」と営業をかけた。

　天性の人たらし術で独自に客を引き込みナンバー2まで追い上げたハルは、最終対決に挑む。一晩でどちらが多く売り上げたか競うことに。ハルもたくさんの高級ボトルを入れるが、固定ファンの多いヒロトはハルと500万円の差をつけていた。そこに、桐姫がやって来る。

　桐姫は「私、一流のものしか欲しくないの。この店のナンバー1呼んで」とヒロトを呼ぶ。しかしヒロトを指名せず、「今夜は私に合うお酒を出してくれた方を、指名させてもらいます」と伝える。ヒロトは1本2000万円の最高級ブランデーを出す。しかしハルが出したのは缶ビール。「ナンバー1と飲むハーディーより、俺と飲む缶ビール」とほほ笑む。「あなたにそんな価値ある？」と返す桐姫の耳元で、ハルは「味わってみてください」とささやいた。

　桐姫が選んだのは最高級ブランデーではなく、ハルの缶ビールだった。ひと口だけ飲んだ桐姫は、「いくら出せばあなたが勝てるの？」と、ブラックカードで501万円を支払い出て行った。桐姫のおかげでナンバー1になれたハルは、ホストクラブだけでなく歌舞伎町中のお店でヨリヌキを使ってもらうことを視野に入れ、ヒロトの誕生日イベントでヨリヌキをPRした。ヨリヌキで売上2000万円を達成したハルたちは、密園社長から1億円の契約金を受け取ったのだった。

　桐姫が払った缶ビール代にSNS上では、「缶ビール501万円キツすぎ」「缶ビール1本に501万出しちゃう桐姫カッコよすぎて惚れた」「ブラックカード出してこのセリフはさすがキリカ様」と興奮の声が。また「桐姫がハルを選んだの、お高い酒でお姫様扱いじゃなくて誰でも飲める缶ビールでちょっと雑にも思える扱いが新鮮だから説！　“おもしれー男”ってことでしょ？(笑)」といったコメントも見られた。