=LOVE大谷映美里、“火を吹く”誕生日プレゼントに夢中「お家で再現できて喜びに浸っています」
アイドルグループの=LOVEが通算14枚目シングル『ナツマトペ』を19日にリリースした。MV撮影は海外で行い、映像にはフィリピンのセブ島をはじめ、南の島を満喫するメンバーの笑顔もまぶしい女子旅行が描かれている。これに伴い、ENCOUNTでは大谷映美里、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、佐々木舞香、諸橋沙夏、山本杏奈の6人をインタビュー。前編に続き後編では、それぞれがMV撮影の舞台裏と2023年前半の活動を振り返った。
メンバーが語った「落ち込んだ時の立ち直り方」
アイドルグループの=LOVEが通算14枚目シングル『ナツマトペ』を19日にリリースした。MV撮影は海外で行い、映像にはフィリピンのセブ島をはじめ、南の島を満喫するメンバーの笑顔もまぶしい女子旅行が描かれている。これに伴い、ENCOUNTでは大谷映美里、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、佐々木舞香、諸橋沙夏、山本杏奈の6人をインタビュー。前編に続き後編では、それぞれがMV撮影の舞台裏と2023年前半の活動を振り返った。(取材・文=福嶋剛)
――MV撮影について聞きします。フィリピンのセブ島、マクタン島、ナルスアン島、カオハガン島で撮影が行われたとのことですが、期間は。
諸橋「移動日を除いて3日間の撮影でした。とにかく日本では考えられないくらいの強い日差しで日焼け対策が大変でした。でも、行った先の全てのロケーションが本当にきれいで感動しました」
山本「なかなかメンバーで海外に行くことってできないので、すごくいい思い出がたくさんできました」
諸橋「現地の食事もおいしくて私が一番食べてたかも(笑)。トロピカルジュースも最高で、とにかく楽しかったです」
佐々木「私は『ジープニー』と呼ばれているフィリピンのバスに乗っての撮影が一番印象に残っています。日本にはない絵本の中の車みたいでバックするときの音も聴いたことのないメロディーが毎回流れていました。それだけで喜んでいて、私たちはバスに乗って優雅に楽しんでいました。でも、周りのスタッフさんはドローンで撮影が始まると一斉に草むらに隠れたりしていて、大変そうでしたね」
大谷「私もジープニーの撮影が面白かったです。シーンごとに同じ場所を何周もぐるぐる回って撮影した時のことです。あんな(山本)としょうこ(瀧脇笙古)が実際に飛んでくる鳥を見つけるシーンがあって、何回も撮ったんですが、そのたびに同じ場所まで戻るので『このまま帰れないんじゃないか』って思うくらい無限ループでした(笑)。それと現地のかわいいワンちゃんがいっぱいいて、人懐っこいので癒されました」
音嶋「私は海の上に作られた長い橋を渡るシーンがあって、『落ちたらどうしよう?』って少し怖かったです。だけど、そこからの風景もすごくきれいでした。市場のシーンも現地の人が『ウェルカム』と言って私たちを迎えてくださって、島の方々の温かさに感動しました」
山本「私はさな(諸橋)としょうこ(瀧脇)と3人でプールに飛び込むシーンが思い出に残っています。MVで映っているよりも結構、高く感じるところからの飛び込みだったので、『本当に飛べるかな?』って最初は怖かったです。でも、NGを出したら濡れてしまうので、頑張って一発OKを狙おうと気合いを入れて3人で飛び込みました。結局、3回撮り直しをしました(笑)。最後は逆に楽しくなって思い切り飛び込んだんですが、勢いをつけすぎちゃって鼻が痛くなっちゃいました」
齋藤「私は現地の人に囲まれて、大きな貝殻を両手に持ってポーズを決める1ショットのシーンがお気に入りです。ねじり鉢巻きを頭に付けて、『ニコっ』と笑ってくれた島のおじさんを見て、私も思わず微笑んでしまいました。今までにない体験をたくさんさせていただきました」
大谷、音嶋、齋藤、佐々木、諸橋、山本が2023年前半を振り返る
――次の質問は2023年前半のみなさんの思い出話を聞きたいと思います。
佐々木「では、私から。私はあんな(山本)と一緒にYouTubeチャンネル『イコラブのあんまい』を始めました。新しいことに挑戦するのが好きで、ゲームも好きなので『パソコンを使って何かやりたいな』と思って始めてみました」
――佐々木さんと山本さんが撮影も編集もしていると。
佐々木「やり方を教えてもらいながら撮影したり、編集しているんですけど、今まで公開した動画は全部自分たちで作りました。だけど、こんなに大変な作業を毎日続けているなんて思っていなかったので、あらためて世の中のYouTubeを投稿している人たちって、『すごいな』と思いました。きっと私1人だったらとっくに挫折していたかも(笑)」
諸橋「私は今年、2本の舞台に出演しました。中でも2本目の舞台『仁義なきギャル組長~ジャーナリスト土門瑛太の“M資金”真相解明ファイル~』では大量の台詞があったのですが、1本目の舞台『七人のおたく cult seven THE STAGE』が終わった数日後から次の舞台の稽古が始まりました。なので、台詞を覚える余裕もない状態で稽古に入ってしまい、本番で台詞を覚えて舞台に立つ自信がないくらい追い込まれていました。普段はグループの中でも明るいキャラクターなのですが、共演者の方がビックリするくらい暗い性格になってしまって。稽古場の隅っこで頭をパンパンにしながら必死に覚えたんです。それで何とか本番を乗り越えて、『人間やればできるんだ』とあらためて思いました」
――諸橋さんは前回のインタビューで「今年は舞台を頑張る1年で、外の世界をたくさん知って私自身も成長の年にしたい」と話していました。早速、実現ですね。
全員:拍手
諸橋「ありがとう(笑)。本当にプレッシャーと不安の毎日だったんですけど、自信がつきました。今回は、高校生のギャルが組長という破天荒な役を演じました。共演者さんのギャグも一緒にやらせていただいたり、素の自分ではできない役を演じる面白さを知りました。挑戦して良かったです」
山本「私は今までライブ配信サービスSHOWROOMで『毎日配信』を5年半やってきました。その集大成として最後にソロ曲『おかえり、花便り』のMVを作っていただきました。最初、指原さんから『作詞は誰がいい?』と聞かれましたが、私の中では『指原さんしかいません』と言ってお願いしました。曲も衣装も『こういうのがいいです』と言ってスタッフさんと決めさせていただきました。『やっぱり、MVは広島で撮るのが一番良いんじゃない』ということで、地元広島で撮影しました。今回初めて自分で大まかな内容を決めさせてもらって、後は信頼しているスタッフさんにお願いしました。だから、プロデュースなんておこがましいんですが……」
――では、プロデューサーとして見た主演の山本杏奈はいかがでしたか。
山本「何か生き生きとしていたかも。地元なので、私の友達や愛犬も撮影に参加して一緒にMVに映るという夢もかないました。本当に私の理想とする作品ができたので感謝の気持ちでいっぱいです。私を応援してくださっているファンのみなさんにも少し恩返しができたかなと思って、上半期で一番うれしかった出来事です」
齋藤「私は今年、ソロ曲『Kiara Tiara』を作っていただけたことが、一番のニュースです。何回聴いても素敵な曲でコンサートでも披露しました。今まで自分からアピールするのが苦手だったので、1人でステージに立ったり、1人でMVに出演したり、この曲のおかげで『新しいことに挑戦しよう』という気持ちが出てきました」
――前回のインタビューよりも自信を持って話をしているように感じます。ソロ作品が前向きな気持ちに変えてくれたんですね。
齋藤「確かにソロ曲のおかげで自信がつきました。インスタグラムも始めてみたり、『もっと、頑張らなきゃ』と思えるようになったので、すごく感謝しています」
音嶋「私がすごくうれしかったのは、やっと対面のお話し会が再開して、直接皆さんとお話ができるようになったことです。今までずっとオンラインでお話していたので、直接会えたことで私のことをすごく大切に思っていてくれたり、大好きでいてくださっていることを直に感じることができています。私も『みんなのために頑張りたい』とあらためて思えました」
大谷「私は、誕生日にずっと欲しかった炙(あぶ)り用のガスバーナーをプレゼントしてもらったことです。お家で炙りサーモンができることが幸せです(笑)」
全員:笑
――他にどんな炙りを試していますか。
大谷「まだサーモンとエビばっかりです。だけど、お店に行かないと食べられなかった大好きな炙りチーズサーモンをお家で再現できて喜びに浸っています。これから個人のYouTubeチャンネル「みりにゃと申します。」で色々なものを炙って、検証する企画をやってみたいと思っています」
――最後の質問です。みなさんが落ち込んだ時の立ち直り方をひと言ずつお願いします。
諸橋「サウナです。心も体もデトックス!」
佐々木「私は何でも食べる!」
大谷「とても怖いホラー映画を見る!」
音嶋「好きなアイドルさんの曲を聴いて、ライブ映像を見る!」
山本「TWICEさんを見て癒される!」
齋藤「しいたけを食べる!」
全員:笑
――しいたけですか。
齋藤「はい(笑)。高校生の時、1回も料理をしなかったのでスーパーでしいたけを買って、数年ぶりくらいにフライパンを使って焼いてみたら、すっごくおいしかったです。最近はしいたけ料理に癒されています」
□=LOVE(イコールラブ) 指原莉乃プロデュースのアイドルグループ。2017年9月、シングル『=LOVE 』でメジャーデビュー。前作まで13枚のシングルは、全てオリコン・週間ランキングトップ10入り。21年5月にリリースしたファーストアルバム『全部、内緒。』は、オリコン週間アルバムランキング初登場1位を獲得した。