【光る君へ】財前直見が藤原寧子 兼家との日々『蜻蛉日記』として残した才色兼備の女性
NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、財前直見が藤原寧子(ふじわらのやすこ)を演じるとした。寧子は兼家の妾(しょう)。一人息子の道綱を溺愛している。和歌に長けており、兼家との日々を『蜻蛉日記』として残した、才色兼備の女性。まひろも幼い頃から、蜻蛉日記を読みこんでいる。
NHKが来年の大河ドラマの新たな出演者を発表
NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、財前直見が藤原寧子(ふじわらのやすこ)を演じるとした。寧子は兼家の妾(しょう)。一人息子の道綱を溺愛している。和歌に長けており、兼家との日々を『蜻蛉日記』として残した、才色兼備の女性。まひろも幼い頃から、蜻蛉日記を読みこんでいる。
財前は演じる役について「道綱の母・寧子は『蜻蛉日記』の作者。一夫多妻制の時代、兼家との通い婚の約20年間を、道綱への愛と兼家との不安定な結婚生活で過ごしました。嫉妬と苦悩で“かげろう”のようにはかない身の上を、淋しくも激しく愛を求め、兼家と会えたときはほんわか、甘くやさしい空気感が出せるように演じたいです」と印象と意気込みをコメント。
大河ドラマ出演歴・思い出なども紹介。
「『炎立つ』『義経』『おんな城主 直虎』に出演させていただきました。特に『直虎』では1年間母を演じさせていただいたのですが、出演者みんなの仲が良く、いまだにお誕生日を祝いあっています」
また約1000年前の華やかな京都が舞台ということで「十二単の衣装の華やかで美しい世界観、そして和歌の世界観を見られるのは楽しみです」と声を弾ませた。
古都京都の印象や思い出にも言及。
「ドラマ10『フェイク~京都美術事件絵巻』を京都で撮影していました。お寺めぐりや絵、掛け軸、お茶などなど、本物にふれあうことができ、貴重な体験をさせていただくことができました」
作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静さんが担当する。