【光る君へ】矢部太郎、まひろの従者・乙丸 スタッフの多さに「とてもワクワクしました」

NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、矢部太郎が乙丸(おとまる)を演じるとした。乙丸はまひろの従者。まひろに振り回されながらも付き従っている人物。

乙丸を演じる矢部太郎【写真:(C)NHK】
乙丸を演じる矢部太郎【写真:(C)NHK】

NHKが来年の大河ドラマの新たな出演者を発表

 NHKは25日、来年の大河ドラマ『光る君へ』の新たな出演者を発表し、矢部太郎が乙丸(おとまる)を演じるとした。乙丸はまひろの従者。まひろに振り回されながらも付き従っている人物。

 矢部は演じる役の印象と意気込みをコメント。

「不器用でどこか頼りない従者ですが、お仕えする家の状況がきびしく、皆が離れていく中でも仕え続ける乙丸には忠義とまひろ様のことを思う心が感じられます。体を張って守ったり、守れてなかったりもしますが…。顔合わせの時に、スタッフの皆さんがとてもたくさんいらして、こんなにもたくさんの人間がこの作品を作るのかと、とてもワクワクしました。その一人として喜びを感じながら、当時の身分の高くない女性の従者の人間を演じることで、感じることや、伝えられることがあったならと思います」

 大河ドラマ出演歴・思い出なども紹介。

「同じ京都を舞台にしていた『新選組!』に体調が悪く途中で故郷に帰る隊士、阿比留鋭三郎役で出演しました。当時、脚本の三谷幸喜さんが、今までの新選組を描いた作品の中では描かれたことのない人物だと話されていました。実際、阿比留鋭三郎のwikiには演じた俳優は僕しか載っていなくて、光栄です。病人の役だったので、セリフより咳の回数の方が多かった記憶があります」

 約1000年前の華やかな京都を舞台に演じる楽しみにも言及。

「まひろの家のスタジオセットが大変素晴らしくて、細かいところまで見入ってしまっています。池があり、庭の木や草、畑なども本物で、こんなにも大きくて、細かいところまでしっかり作られているのは大河ドラマだからこそだと思いました。貧しさもしっかり表現されていて、本当にリアルで生活している気持ちになります。きっと他のセットも素晴らしいだろうと思いとても楽しみです。個人的には京都とは少し離れますが、以前webのレコメンドのコーナーを担当させてもらっていて、人生でベスト級にはまった朝ドラ『スカーレット』の制作の方が作られているので大変楽しみです。ロケでは本物の牛を使った牛車がいてびっくりしました」

 作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静さんが担当する。

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