声優の山口勝平が22日、東京ビッグサイトで開催中の「ONE PIECE DAY’23」内で行われたスペシャルステージに登場。8月31日からNetflixシリーズとして配信される実写版ドラマ『ONE PIECE』で、米国俳優・ジェイコブ・ロメロ・ギブソン演じるウソップの日本語吹き替えを担当する山口は、ウソップのトレードマークである長鼻が普通の鼻だったことに言及した。イベントには、ルフィ役の田中真弓、ゾロ役の中井和哉、ナミ役の岡村明美、サンジ役の平田広明も登壇した。

　実写版『ONE PIECE』のビジュアルが公開された際、ウソップの特徴である長い鼻が強調されていない映像が大きな話題になった。平田は「漫画原作のビジュアルをよりどころにしたいと思うんです。ウソップも真似をするとき、鼻を付けたりするのに、実写版ではそれがない」と触れる。

　20年以上アニメでウソップの声を担当している山口は「ボイステストを受ける際、ジェイコブさんの演技を観ていたのですが、そのとき僕はウソップの鼻が普通であることに全然気がつかなかった。（岡村）明美ちゃんに言われて『本当だ。ない』と初めて気づいたぐらい」とまったく違和感がなく、役になじんでいたことを明かす。

　さらに山口は「これだけ長くやっているのですが、また始まりの海から5人で冒険を始められることに感動しました」と実写版に携わったことに感謝を述べると「とにかくジェイコブさんがアニメを研究されているのか、細かい表情がウソップそのものでした」と演技を絶賛していた。

　本作は、世界中で人気の尾田栄一郎作の人気コミックを、尾田氏がエグゼクティブ・プロデューサーの一員として名を連ね実写ドラマ化。「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を求め、モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味が大海原へと繰り出す姿を描く。