NYの公園に「駐人場」が登場 社会的距離を保つため、人々は円の中で過ごす新スタイル

新型コロナウイルスの“アフターコロナ”の世界では、公園さえも様変わりしてしまうのかもしれない。米国ニューヨーク市のブルックリンにある公園で、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つために芝に描かれた「駐人場」がデビューしたのだ。米メディア「フォックスニュース」が報じた。

米ニューヨーク・ブルックリンのドミノ公園に設置された「駐人場」の様子【写真:Getty Images】
米ニューヨーク・ブルックリンのドミノ公園に設置された「駐人場」の様子【写真:Getty Images】

米メディアが驚きの報告 新しい公園の光景に「2019年の人に見せたら現実ではないと思うでしょう」

 新型コロナウイルスの“アフターコロナ”の世界では、公園さえも様変わりしてしまうのかもしれない。米国ニューヨーク市のブルックリンにある公園で、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つために芝に描かれた「駐人場」がデビューしたのだ。米メディア「フォックスニュース」が報じた。

 気候が暖かくなり、ロックダウン規制が次第に緩和されている中で、多くの人が外で時間を過ごすようになる。一方で、新型コロナウイルス感染予防のためソーシャルディスタンスはまだまだ必要とされるのが現状だ。世界各地で「新しい日常」が提唱されているが、新しい形態に変わるのは、公園も例外ではなさそうだ。

 ブルックリンのドミノ公園を訪れた人たちは、芝に描かれた円を見ることになった。これは利用者がお互いの距離を保つためのものだ。

「駐人場」と記してSNSに投稿された動画では、利用者がそれぞれの円に入っている光景が見られる。ストレッチをしている人、エクササイズをしている人、くつろいでいる人、人々の過ごし方は三者三様だ。

 ジャーナリストで作家のジェニファー・8.リーさんはツイッターで動画を共有し、「ブルックリンのドミノ公園は小さな円の駐人場を作ったのね!」と投稿した。その後の投稿で、リーさんはこの状況について、「ドミノ公園の小さな円の駐人場を見ていると、今日の世界の動画を撮影し、2019年の人に見せたら、現実ではなく、ハリウッドの暗黒な近未来のテレビ番組だと思うでしょうね」と、示唆に富んだコメントを寄せた。リーさんはドミノ公園がニューヨーク市によって管理されているものではなく、民間に所有・管理されているものだと説明した。

 コロナ禍を乗り越えた先に、どのような生活スタイルが待っているのだろうか。

◆私たちENCOUNT編集部では、新型コロナウイルスについて取材してほしいことを募集しております。info@encount.pressまでお寄せください。

この記事に戻るトップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください