【VIVANT】謎だらけだった日曜劇場、初回から「規模が凄い」「映画館で見たい」と視聴者興奮

俳優の堺雅人が主演を務め、阿部寛が共演するTBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)が、16日にスタートした。

堺雅人演じる乃木憂助【写真:(C)TBS】
堺雅人演じる乃木憂助【写真:(C)TBS】

堺雅人演じる乃木は二重人格? 驚きの組織に”友人”も

 俳優の堺雅人が主演を務め、阿部寛が共演するTBS系連続ドラマ『VIVANT』(日曜午後9時)が、16日にスタートした。

 同作は、日曜劇場『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズなどの大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の原作・演出による完全オリジナルストーリー。堺と阿部のほか、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、林遣都、竜星涼、高梨臨、飯沼愛、迫田孝也、山中崇、橋本さとし、小日向文世、檀れい、濱田岳、林泰文、馬場徹らが出演するほか、声優の林原めぐみ、歌舞伎俳優の坂東彌十郎、ミュージカル俳優の吉原光夫、河内大和など、さまざまなジャンルから豪華キャストが出演。モンゴル出身の俳優やハリウッド俳優など国際色豊かなキャストも発表されていたが、ストーリーに関しては事前に詳細が明かされていなかった。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 丸菱商事エネルギー開発事業部第二課・課長の乃木憂助(堺)は、中央アジアのバルカ共和国にある企業・GFL社と太陽エネルギープラント事業を立ち上げるため、部下の水上了(古屋呂敏)と共に、振込額を2度確認した上で1000万ドル(約14億円)を送金した。しかしなぜか先方に1億ドル(約140億円)が誤送金されており、GFL社と連絡がつながらない状態に。

 9000万ドル(約126億円)の損失を取り戻すためバルカへ飛んだ乃木は、GFL社のアリ社長(山中崇)と面会するが、アリはすでに10社以上の下請け業者に9000万ドルを送金していた。さらに送金先企業の情報は明かさず、直接交渉をさせてくれなかった。

 その頃、丸菱商事では、誤送金がシステムエラーではなく乃木の人為的なミスによるものだと断定。乃木は9000万ドルを取り返さなければ懲戒免職になってしまう。

 窮地に陥った乃木の前に“もう一人の自分”が現れ、強い口調で乃木に指示を出す。“アメリカの友人”に助けを求めるようアドバイスする“もう一人の自分”。乃木が電話をかけた相手・サム(Martin Starr)はCIAに勤めており、アリが1億ドルをすべてダイヤモンドに代えてアル=ザイール(Erkhembayar Ganbold)という男に渡していたことを突き止めた。さらにサムも、バルカにある「得体の知れない不気味な組織」を追っていると明かした。

 このシーンにSNS上では、「乃木さん、特殊能力の持ち主?二重人格?」「CIAにお友達ってどういう育ち方したのかな」といった声が。

 サムによると、ザイールはセドルにあるアマン建設会社にいるという。セドルに向かう途中、タクシードライバーにだまされ砂漠に置いていかれた乃木は、アディエル(Tsaschikher Khatanzorig)とジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)親子に助けられ、なんとかアマン建設会社にたどり着いた。

 ザイールにダイヤ受け渡し場面の画像を見せて返金を頼む乃木。するとザイールは、「ここまで来たやつはお前が初めてだ」と言い、「お前がVIVANT(ヴィヴァン)か?」と尋ねる。なんのことかわからない乃木は否定するが、ザイールは「家族を守るためにはこうするしかない」と言い、自身の体に巻き付けた爆弾を起動させようとする。

 そこへ謎の男が助けに入り、乃木は爆発に巻き込まれたものの病院に運ばれ一命を取り留めた。乃木を助けた男は野崎(阿部)と名乗り、地元警察が乃木を爆発犯として連行しようとしていると告げる。追われる身となった乃木は、自身を治療した世界医療機構の日本人医師・柚木薫(二階堂)と野崎とともに、首都・クーダンの日本大使館を目指すことに。野崎は自身が警視庁の公安であることを明かし、乃木が「世界中を巻き込む大きな渦(うず)」に巻き込まれたと語った。

 地元警察の銃撃をかわしながら逃走を続ける3人。警察犬の捜査をかく乱させるため、くみ取り式便所の下に隠れて便を顔に塗ってピンチを脱し、車から馬に乗り換えて大地を走り、遊牧民にまぎれてクーダンへの侵入に成功した。日本大使館前では、改造した巨大トラックで大量の車に体当たりしながら、なんとか大使館にたどり着いた。

 爆発シーンや激しい逃走劇など、スケールの大きさにSNS上では「すでにめっっちゃおもろいし規模がすごい!」「VIVANT、1話見たけど映画だった」「連ドラのスケールじゃない(笑)」「家じゃなくて映画館で見たいと思うくらいの迫力!凄いなー」と興奮の声が挙がっている。

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