「業者関連は大目に見てやれよ」 アイドリング禁止は分かっているけれど…電気工事士の男性の悲鳴に賛否
連休明けにかけて、関東や東海を中心に、体温を上回る危険な暑さになることが予測されている。屋外はもちろん、屋内でもこまめな水分補給などを意識し、体調管理に努めたい。SNSでは炎天下で仕事をしていた電気工事士の男性が、警察に通報されたある出来事が注目を集めている。「休む場所がない」と嘆く男性に、今夏初めて東京や埼玉に熱中症警報アラートが発表されていた当日の様子を聞いた。
「あんまりだね」と昼間の通報に驚きの声
連休明けにかけて、関東や東海を中心に、体温を上回る危険な暑さになることが予測されている。屋外はもちろん、屋内でもこまめな水分補給などを意識し、体調管理に努めたい。SNSでは炎天下で仕事をしていた電気工事士の男性が、警察に通報されたある出来事が注目を集めている。「休む場所がない」と嘆く男性に、今夏初めて東京や埼玉に熱中症警報アラートが発表されていた当日の様子を聞いた。
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「コインパーキングでエンジンかけて休憩してたら通報された」と嘆いたのは、ぴろちゃん(@piroakichan)。電気工事士をしている男性だ。通報をされた10日は、午前中に東京や埼玉などでこの夏初めてとなる熱中症警戒アラートが発表され、最高気温は、東京の都心で36.5度、山梨の大月市では38.7度を記録した猛暑日だった。
ニュースなどでは熱中症にならないよう不要不急の外出を避けるなどの行動を求められていたが、仲間が困っていたことを知ったぴろちゃんは手伝いに出たそう。ランチを済ませ、コインパーキングに停めていた自分の車に戻り、エアコンを付け30分ほど休憩を取っていたとき、警察官がやって来たという。
「スピードメーターに外気温が載ってますが、休んでいたときの気温は38度くらいだったと思います。周囲は人通りは少なく、閑静な住宅街です。リプライで指摘されたような、休憩できるお店などは近くにありませんでした」と当日の様子を説明。警察官から「通報入っちゃったんで、エンジン切ってもらってもいいですかね……」と言われ、「僕たちどこで休めばいいの? 外? 死んじゃうよ!」と頭が真っ白になったという。
大気汚染や騒音など環境に関して各自治体では「アイドリング・ストップ条例」を義務付け(一部例外もあり)ており、駐車時にエンジンを切ることが求められている。駐車をした状態でエンジンをかけ続けることは迷惑になると理解はしているが、電気工事士をしている男性は作業着で仕事をすることが多く、汗などで汚れた衣服のまま喫茶店などに入ることはためらわれた。
「電気工事士の作業は、エアコンの効いた現場など、ほとんど存在しません。自分の身体を守るためなので、休憩中はアイドリングして涼むことが多いです」と苦渋の決断だったことを告白。投稿者と同じ仕事をしている人からは「作業着が汚れたり、この時期だから当然汗はかくし、そういった事もあってなるべくカフェや喫茶店は利用しない。そう言ってる人は真夏の外仕事とかやった事ない見た事ない人なんやろって思う」と涼むことができる場所を確保するすることの大変さについて思いが寄せられた。
返信欄にはルールを守ることが1番と、「コインパーキングは『車を停めるスペースを提供』するだけの場所であって、『休憩』や『仮眠』のための場所ではありません。規約を読めばわかります。駐車場に隣接している住宅からすると『エンジン(アイドリング)の音がうるさい』ということで通報しています」というコメントもあった。
ほか、「アイドリングあかんのはわかった上で、業者関連は大目に見てやれよって思うんですけど。馬鹿みたいに騒いでる阿保とは訳が違うんだから。働いててちょっと20分ほど休むくらい許してやって」「作業員の休憩所のなさを分かってないですね」「思いやりがなくなりましたね」「あんまりだね」「夜中かと思ったら昼間ですか! 昼間のアイドリングがそんなに気になるのかな?」など擁護する声も多数集まった。