部下ができたときにおすすめの『ガンダム』名言 会社で使える“パンチライン”

『機動戦士ガンダム』は、放送開始から40年以上たった今でも新シリーズが放送されるほど人気があるシリーズ。同作品に登場した「モビルスーツ」の造形や、魅力があふれるキャラたちが人気の理由だろう。また、作中のセリフはファンの心に残る「名言」として語り継がれている。もしかしたら、この「名言」は現実の世界、特に会社で自分に部下ができたときにも使えるかもしれない。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1(KADOKAWA)』【画像:版元ドットコム】
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1(KADOKAWA)』【画像:版元ドットコム】

ブライト・ノアの発言からアムロの名言が誕生

『機動戦士ガンダム』は、放送開始から40年以上たった今でも新シリーズが放送されるほど人気があるシリーズ。同作品に登場した「モビルスーツ」の造形や、魅力があふれるキャラたちが人気の理由だろう。また、作中のセリフはファンの心に残る「名言」として語り継がれている。もしかしたら、この「名言」は現実の世界、特に会社で自分に部下ができたときにも使えるかもしれない。

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 ジオン軍の「ランバ・ラル」には「見事だな! しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだということを忘れるな!」というセリフがある。ニュータイプとして覚醒しつつあったアムロとガンダムの前に、グフは両腕をビームサーベルで切断されて戦闘不能に。急いでコックピットから脱出するランバ・ラルが、アムロに向けて言い放ったセリフだ。

「負け惜しみを」と言葉を返すアムロだが、自身はガンダムのパイロットとして慢心していたとき。ランバ・ラルのセリフは見事に的を射ていたのだ。ランバ・ラルの言葉は、一字一句そのまま使用できないが、実際に会社で部下に向けて使えるのではないだろうか。

 例えば仕事で功績を上げ、天狗になっている部下を見たとき。似たようなニュアンスで部下に戒めとして言葉をかけるのもいいだろう。だが、アムロが言う通り「負け惜しみ」にも聞こえる同セリフ。部下のために良かれと思って言葉をかけても、今の時代の人たちには“老害”と捉えられてしまうかもしれないといった危険性もはらんでいる。

 ホワイトベースの艦長「ブライト・ノア」も負けてはいない。もともと、士官候補生だったブライトは、地球連邦軍の正規の軍人たちが次々と倒れていったため、やむなくホワイトベースの艦長となった。そんなブライトには「殴られもせずに一人前になったやつがどこにいるものか!」という名言がある。

 上記のセリフは、ブライトがアムロに喝を入れたときのものだ。アムロは心身の疲弊もあり、命令に背いてしまう。見かねたブライトはアムロをビンタし、先述したセリフを言い放った。

 しかし、ブライトの先述したセリフは、ミスで落ち込んでいる部下に対する比喩として使った方がいいだろう。コンプライアンスが厳しい昨今では、逆にパワハラと受け止められるからだ。使うとしたら、他の上司や先輩、取引先の顧客などに怒られて落ち込んでいる部下に、優しくこの言葉をかけてあげるといいだろう。ちなみに、アムロの有名なセリフ「親父にもぶたれたことがないのに!」は、この場面で生まれている。

“赤い彗星”こと「シャア・アズナブル」も名言の宝庫。そのなかでも「よく見ておくのだな。実戦というのは、ドラマのように格好の良いものではない」というセリフがある。これは、「サイド6」を出港した「ホワイトベース」に「リック・ドム編隊」が襲い掛かった状況をテレビで見ていた「ララァ・スン」に向けて言ったセリフだ。

 ララァに、パイロットとしてのアドバイスの意味を込めて話しているセリフだが、華やかに見える裏側には厳しい現実があるという風にも解釈できる。つまり仕事において、厳しい現実と思い描いていたギャップに苦しんでいる部下に向けて、この言葉をかけてあげるのもいいだろう。

 とはいえ、近年は世知辛い世の中でもある。こちらが良かれと思って言葉をかけても、部下にとって“ウザイ上司”として煙たがられるかもしれないので、言葉をかけるときは要注意だ。

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