宮藤官九郎、キャスト4人&山下敦弘監督から“絶賛の嵐”に「今日俺死ぬんですか?」

俳優の岡田将生、清原果耶がダブル主演を務めた映画『1秒先の彼』の公開記念舞台あいさつが8日、都内で行われ、岡田と清原をはじめ、荒川良々、羽野晶紀、山下敦弘監督、脚本を担当した宮藤官九郎が参加した。

『1秒先の彼』舞台あいさつに出席した宮藤官九郎(右)【写真:ENCOUNT編集部】
『1秒先の彼』舞台あいさつに出席した宮藤官九郎(右)【写真:ENCOUNT編集部】

映画『1秒先の彼』舞台あいさつ、なぜか「カムサハムニダ」と韓国語で感謝

 俳優の岡田将生、清原果耶がダブル主演を務めた映画『1秒先の彼』の公開記念舞台あいさつが8日、都内で行われ、岡田と清原をはじめ、荒川良々、羽野晶紀、山下敦弘監督、脚本を担当した宮藤官九郎が参加した。

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 何をするにも人より1秒早いハジメ(岡田)と1秒遅いレイカ(清原)を軸にした“時差”ラブストーリーを描く。原作は台湾映画で、リメイク版となる本作は男女のキャラクター設定を反転させ、京都を舞台としている。

 宮藤は観客で埋まった会場を見渡すと「初日じゃなくて2日目なのにこんなに入ってくれてありがとうございます」と感謝し、1日遅れとなったが七夕のお願い事は「長生きしたいです(笑)」と話した。

 宮藤と初タッグを組んだ山下監督は「宮藤さん自身も俳優をやっているからだと思うけど、(宮藤の脚本は)俳優たちから『このセリフどう言ったらいい?』って、あまり質問が来ないんですよ。それがすごくやりやすかった。やっぱり役者さんたちがすごく楽しそうで、そういうセリフを書くのがうまい」と称賛した。

 岡田も「リメイクするにあたっての改変がすごく素晴らしい。京都という舞台を選んだことによって新しい作品になった印象。それがすごい」といい、清原も「宮藤さんの脚本は言葉遣いや紡ぎ方が全部優しくて温かい。そのセリフが話せてすごくうれしかった」と続けて褒めた。

 長年お付き合いのある荒川も「素晴らしいですよね。監督とのタッグが初めてだとは思わなかった」。宮藤作品に出演することが念願だった羽野は「温かさがありながらも面白さが詰まっていた。改めてすごい方だなぁって」と明かした。

“絶賛の嵐”となった宮藤は、なぜか「カムサハムニダ」と韓国語で感謝して笑わせつつも、「なんすか、今日俺死ぬんですか?」とソワソワしていた。

 また、山下監督と主演の岡田のタッグは2007年公開の『天然コケッコー』以来実に16年ぶり。岡田はきのう封切りとなった本作を「とても思い入れのある作品となった」と語ると、山下監督は「俳優さんとして立派になられた」と岡田の成長に目を細めた。

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