俳優の堺雅人が主演を務め、7月16日からスタートするTBS系連続ドラマ『VIVANT（ヴィヴァン）』（日曜午後9時）。放送開始が近づく中、主演級の豪華俳優陣が何を演じるかのみならず、どんな物語となるのかすらも発表されていない。二階堂ふみは、5年ぶりの日曜劇場出演ながら、そうそうたる主要キャストの1人として名を連ねている。このたび、場面写真が解禁され、謎に包まれた役どころが徐々に明らかとなってきた。

『半沢直樹』をはじめ、数々の大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄の企画・監督による最新作。これまでに主演の堺のほか、阿部寛、二階堂、松坂桃李、役所広司という全員主役級の日曜劇場史上最も豪華な主要キャストが発表されている。さらに、林遣都、竜星涼、高梨臨やモンゴル出身俳優陣、ハリウッド俳優のマーティン・スターらバラエティーに富んだ面々の出演も明らかとなっている。

　同ドラマのキャッチフレーズは「敵か味方か、味方か敵か。この夏、冒険が始まる」。言葉通りに捉えれば、何か目的に向かって、豪華俳優陣が巧妙な駆け引きで“だまし合い”を展開していくことが予想される。

　これまでに解禁されている特報映像によると、主要キャスト陣にはキーワードが用意されているが、二階堂には「愛」というフレーズが添えられている。主要キャスト陣の中で唯一の女性でもあるが、どういった形の「愛」を表現してくこととなるのだろうか。

　このたび、解禁となった場面写真では、白衣のような医療着を身にまとった二階堂がほおづえをつきながら、悩ましげな表情を浮かべている。また、ネックストラップには「医療スタッフ」の文字が記されており、背後に写り込んだスタッフのユニホームなどから国際医療スタッフであることが推察できる。

　また、別カットでは、顔が汚れた患者衣姿の阿部から“壁ドン”で詰め寄られている。二階堂は怪訝な表情でにらみ返していることからも、阿部とは敵対することが予想される。背後の壁の文字や模様からも阿部との共演カットはモンゴルでのシーンと思われる。

　特報映像では「信念と執念がぶつかり合う」の文言も紹介されており、「信念」の堺と「執念」の阿部がぶつかり合うことも予想される。一方で「愛と信頼が試される」とも記載されており、「信頼」のキーワードの松坂となんらかの関係性もありそうだ。

　悩ましげな表情を浮かべたり、詰め寄る阿部をにらみ返したりと感情表現が豊かなことがうかがえる二階堂。人間らしさを感じさせる“慈愛”の精神を持ったキャラクターであると想像できる。

　豪華キャストがどういった「冒険」を展開していくのか。16日の初回放送に期待したい。