俳優の大沢たかおが4日、都内で行われた映画『キングダム 運命の炎』（7月28日公開）のワールドプレミアに出席した。

　原泰久氏による漫画を原作に、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政（後の秦の始皇帝）の壮大なストーリー。2019年に第1弾、22年に第2弾が公開された。

　第3弾となる本作は、超大国・趙（ちょう）の侵略を迎え撃つべく信と王騎が初めて同じ戦場に立つ「馬陽の戦い」、エイ政の知られざる過去が明らかなる原作屈指の感動エピソード「紫夏編」を描く。

　主演の山崎賢人は「すっごい疾走感があって、目が話せない時間になる」と語れば、吉沢亮も「間違いなく最高傑作」、橋本環奈も「超大作ができた。自信を持っておすすめできる」とコメントするなど、キャスト陣の並々ならぬ自信が伝わってくる本作。

　伝説の大将軍・王騎を演じた大沢も、「素晴らしい作品だと自分でも思える。実際は3作目ですが、これが“いよいよキングダムの始まり”と思える。これまでは準備だったかのような、迫力と人間ドラマ。涙あり、手に汗握る激しいアクションあり。1、2を遥かに越えたまた別の次元のキングダムになったと感じられる」と誇った。

　この日のイベントでは会場中扉からキャストと監督が黒で統一された衣装で登場。キャストが姿を見せる度に、約4000人のファンが大歓声をあげた。大人数を前にした山田裕貴は「一つの軍勢を相手にするとこれくらい感じかな。圧倒される。みなさんは敵ではない、味方でよかった（笑）」と話して笑わせた。

　イベントにはそのほか、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、髙嶋政宏、要潤、片岡愛之助、佐藤浩市、大沢たかお、佐藤信介監督も参加した。

※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき
※高嶋政宏の「高」の正式表記ははしごだか