俳優の観月ありさ、吉沢悠が7月5日スタートのテレビ東京ほか水ドラ25『週末旅の極意～夫婦ってそんな簡単じゃないもの～』（水曜深夜1時）に出演する。この度、2人が取材会に出席し、夫婦円満の秘訣（ひけつ）を語った。

　同ドラマは、仕事人間であるが故に大半の時間を“仕事”に費やしてきた夫婦が、結婚10年目という節目を機に週末、2人旅に出かける物語。夫婦の価値観を確かめ合う、一風変わった旅ドラマだ。

　観月が演じるのは、“家庭”を持つことに憧れる時期もあったが、生活スタイルは独身時と変わらず仕事にまい進するバリバリのキャリアウーマン・矢吹真澄。そして、難関大学を卒業後、一流企業の大手銀行に勤め、出世街道まっしぐらの「できるサラリーマン」の代表格で仕事第一主義な真澄の夫・矢吹仁を吉沢が演じる。

　これまでにも共演経験のある2人。互いの印象について観月は「吉沢さんは、普段はフワッと優しい方で私のちょっとした変化にも気づいてくださる。ネイルを塗り直したりすると『色変わりましたね』とか、さりげない優しさのある方。一緒に旅をしていて、朗らかな気持ちになりました」と感謝した。

　一方、吉沢は「芝居をしているときの観月さんと、オフのときの観月さんの両方を目にする機会があるんですけど、こんなにフラットに居られる人がいるんだなと思いました」と驚きの様子だ。

　旅ドラマということもあり、地方ロケでの撮影も多い。出演決定時には「こんなに“ご褒美”のような現場は、今まで聞いたことがありません」と心境を明かしていた吉沢。今回、実際に“ご褒美”を感じた瞬間について、「ご褒美感がある瞬間もありましたが、思っていた以上に大変だったこともありました。まあ仕事ですからね」と苦笑い。一方、観月も「温泉に浸かっているときははるばる来たっていう感じはしました。ただ各地を転々としているので1か月東京にいなかった。自分がどこにいるのか分からなくなるくらいでした」と振り返った。

　さらに、プライベートでご褒美を実感する瞬間について、観月は「わたしは結構、夏場に海へ行くので、海に行ってるときはご褒美だなと感じます。あと、お酒が好きなので昼間からお酒を飲めるときは最高で優雅な気持ちになります」。吉沢は「ご褒美って言われると何なんだろうって思うくらい考えてしまいますね。本当に近所のスパやサウナに行っているだけで最高だなと感じます」と明かした。

　夫婦円満の秘訣について、観月は「やっぱりお互い自立しているっていうのはすごく大切かなと思います」。吉沢は「思いやりがあるのは大事かなと思います。相手に対してもそうだし、どっちかが我慢するっていうのはよくないと思うので、自分に対する思いやりも同時にあったほうが長く向き合っていけるのかなと思います」と明かした。