25歳カズタはK-POPボーイズグループ史上初の日本人リーダー 素顔は甘えん坊/n.SSignメンバー紹介

ABEMAの日韓オーディション番組『青春スター』から誕生し、年内にデビューを控える7人組K-POPボーイズグループのn.SSign。ネクストブレイクの兆しを見せている中、ENCOUNTは各メンバーの素顔に迫るインタビューを実施した。今回は25歳のカズタ。

n.SSign・カズタの素顔に迫った【写真:山口比佐夫】
n.SSign・カズタの素顔に迫った【写真:山口比佐夫】

ABEMAの日韓オーディション番組『青春スター』から誕生

 ABEMAの日韓オーディション番組『青春スター』から誕生し、年内にデビューを控える7人組K-POPボーイズグループのn.SSign。ネクストブレイクの兆しを見せている中、ENCOUNTは各メンバーの素顔に迫るインタビューを実施した。今回は25歳のカズタ。(取材・文=近藤加奈子)

 カズタは1997年12月31日、沖縄・宜野湾市で生まれた。『青春スター』では、予選で披露した『My House』のパフォーマンスで目の肥えた審査員たちをうならせた。当時の最高点を記録。歌、ダンス、ラップ、ルックス、韓国語のスキル、トーク力などの要素を兼ね備えていたからだ。

 初登場時からスター性に満ちていた。チームを組む際は、常に相手を思いやるなど高いコミュニケーション能力も発揮し、同じアイドルを目指す戦友たちからリスペクトもされた。自身がメインに立つことはもちろん、あえてパフォーマンスを抑えて他のメンバーを際立たせる能力にも長けている。審査員もその巧な技術を絶賛。オーディションを勝ち進み、デビューを手にしたカズタはn.SSignの唯一の日本人メンバーに選ばれるだけでなく、グループのリーダーに抜てきされた。K-POPボーイズグループ史上初の日本人リーダーという大役を務めるカズタだが、素顔は優しさにあふれたピュアな好青年。グループでは長男だが、インタビューでは甘えん坊な末っ子気質をのぞかせた。

――お兄さん、お姉さんと顔は似ていますか。

「10歳年が離れているお兄ちゃんとは小さい頃、『顔がめちゃくちゃ似ている』と言われていました。昔、お兄ちゃんが丸刈りにしていて、その時の写真を見ると僕と顔が同じなんです。むしろ、その写真ずっと僕だと勘違いしていて、お母さんに見せたら『これあんたじゃなくて、お兄ちゃん』と言われたくらいです。今は全然似てないんですけどね。お兄ちゃんはツンデレな性格で、普段はベタベタしてこないんだけど、最後はいつもボディータッチして、『ちゃんといつも応援してるから』と言ってくれるのでボロ泣きしています。5歳違いのお姉ちゃんとは顔も似てないし、性格も真逆です。僕はお姉ちゃんに鍛えられて育ったせいか、辛いことがあるとお姉ちゃんに電話しちゃうんです。いつもは『男が泣くなよ!』って感じなんですが、電話の時は優しく包み込んでくれるんですよ。だから、性格はきょうだい全員はバラバラ。お兄ちゃんの子供は男の子1人、女の子2人、お姉ちゃんの子供は男の子2人、女の子1人で僕は今、計6人の叔父さんです」

――甥っ子さん、姪っ子さんからは何と呼ばれていますか。

「『カズタ』と言われるんですが、『叔父さん』と呼ぶ子もいました(笑)。『叔父さんじゃね~よ(笑)』と笑って返すんですけど、叔父さん呼びも実はうれしかったりします。この前、沖縄に帰った時に初めて会う子もいました」

――得意科目が体育と数学ということですが。

「運動神経は良くはなかったけど、通知表の5段階評価ではいつも5をもらっていました。足の速さは普通くらいで50メートル走は6秒台とかだったかな? 1500メートル走なら5分切っていたので、速い方だったと思います。数学は公式さえ覚えれば、割といけたのでそれで得意だったという感じです。頭は全然良くなくて他の科目は赤点だったけど、数学だけは80点を取っていました」

――体育祭でも活躍していたのでは。

「中学時代の体育祭ではリレーのアンカーなど、重要なポジションを任されることが多かったです。目立つポジションなんですかね? もし、そうだったらうれしいです(笑)。あと沖縄の学校だったので体育祭ではエイサーも披露しました。ちなみに僕は沖縄の普天間という地域に住んでいました」

――国語は苦手だったんですね。

「そうなんです。国語の成績が良くなくて三者面談で『お母さん、カズタ君は日本人ですよね』と言われたことがあります(笑)。読書はしてなかったけど、漫画はよく読んでいました。1度、授業中にこっそり漫画を読んでいたところを校長先生に見つかって、後で怒られたこともあります(笑)。この話は前にENCOUNTでもしましたね」

日本でのファンミの感想も明かした【写真:山口比佐夫】
日本でのファンミの感想も明かした【写真:山口比佐夫】

――ハンジュンさんとは、今も一緒の部屋ですか。

「練習生の時から同じ部屋で、ある日、僕たちの宿舎に他のメンバーも入ってきたんです。けど、荷物を動かすのが面倒という理由で、そのままハンジュンと同じ部屋なんですよ。『ずっと一緒だったし、どうせならそのまま使った方が良いよね』って。お互いが分かり合っているし!」

――「女子だったらソンユンさんを好きになっている」とのことですが。

「本当に王子様みたいだし、もし、学生の時にソンユンみたいな子がいたら、僕は多分好きになっていたと思います(笑)。後輩からの人気も出るんだろうなって思います」

――カズタさんのロールモデルはSHINeeのテミンさん、同じ事務所のノ・ミヌさんなんですね。

「テミンさんは練習生時代にダンス動画を見て好きになりました。『僕もこうなりたい』と思った人はテミンさんが初めてでした。ノ・ミヌさんは昨年の12月に日本で一緒のイベントに出演した際のステージでの振る舞いが本当に素敵でした。でも、バックステージでは普通の会話をしてくれました。『アーティストは肌が一番重要』とおっしゃっていて、『ビールではなく、ハイボールを飲む』と話していたのも印象的でした」

――カズタさんもお酒はお好きですか。

「大好きではあります。ただ、飲む時は調節しています。友達や地元の人と飲む時は『一番良い飲み方をしているね』と言われます(笑)」

――お酒は何が好きですか。

「ビールが好きです。でも、アイドルだからたくさんは飲めないし、最近は我慢しています。特別な日に少しだけ……って感じです」

――5月27日に開催された日本ファンミーティングの感想を教えてください。

「ステージに立った瞬間から、めちゃくちゃ盛り上がって本当にずっと楽しかったし、まだその余韻に浸っています。回を重ねる毎に客席とステージの一体感が高まっているのを感じられて、うれしいです」

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