NHKは28日、Eテレで7月より『ニュー試 ～世界の入試で未来が見える～』をレギュラー放送することを発表した。

『ニュー試 ～世界の入試で未来が見える～』は、世界の大学入試にガチで挑戦し、現地の入試担当が厳しく採点。はたして結果は合格、不合格なのか。日本の入試とはひと味もふた味も違う世界の“入試”。その問題をひもとくと、その国がどんな人材を求めているのか、どんな未来を描こうとしているのかが見えてくる。学びの奥深さと教育の多様性を伝える知的エンターテインメント番組となっている。

　MCを務めるのはフリーアナウンサーの古舘伊知郎。1日に放送される初回の放送には福田麻貴（3時のヒロイン）、松丸亮吾、蓮見翔（ダウ90000）の3人が登場。各界のトップリーダーを輩出し続ける名門ハーバード大学の入試に挑戦する。

　8日に放送される第2回では患者に寄り添う医療研究の先進地として知られるカナダのマギル大学医学部の入試に高橋茂雄（サバンナ）、福田、松丸が挑戦。15日のゲストは千原ジュニア、福田、本高克樹（7MEN侍）。しれつな受験戦争で知られる韓国。そのトップオブトップのソウル大学入試に挑む。

　そして、22日には中田敦彦（オリエンタルラジオ）、福田、松丸が出演。世界の名だたる企業で活躍するエンジニアを多数輩出するインド工科大学。「超高速の数学処理能力」を問う入試問題に挑戦する。

　放送を前に、古舘は「番組で取り上げる入試問題の中には、明らかにコスパが良くて情報処理能力の高い人だけが優秀という訳ではないよというメッセージが隠されています。そこがおもしろいと思いますし、頭がいいとはこういうことなんだという固定観念がどんどん崩されていきます。僕も己の固定観念を崩していかないと“思考の加齢臭”が出るだろうと思っているので、番組で気付かされたことはどんどん吸収していきたいと思っています」とコメント。

　3回の出演を控える松丸は「この番組は、入試を控えて受験勉強している人はもちろんですが、いま大学に通っている学生さんたちにも見てほしいです。受験は全員が第1志望に受かるわけじゃないので、第2志望や第3志望の大学に入った人もたくさんいると思いますが、第1志望に入れるかどうかは人生を大きく決めるものじゃなくて、そこから『ニュー試』で紹介されるような問題をどれくらい埋められる人生を送れるかが大事だと思うので、そういう人にも見てほしいです」とメッセージを送った。

※本高克樹の「高」の正式表記ははしごだか